研究課題/領域番号 |
20K13578
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分07080:経営学関連
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研究機関 | 大阪経済大学 (2023) 大阪女学院大学 (2020-2022) |
研究代表者 |
船越 多枝 大阪経済大学, 経営学部, 准教授 (50801776)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | がんサバイバー / インクルージョン / 人事制度 / ダイバーシティ / 人的資源管理 / 多様性 / 両立支援 / 活躍推進 / 深層的 / ダイバーシティ・マネジメント / 働き方 |
研究開始時の研究の概要 |
大病という認識があるがんは、罹患すると突然かつ比較的長期に働き方の制約がかかり、公私両面で精神的負担が大きい。本研究は、がん罹患者又は経験者(がんサバイバー)の社員が治療と職務を両立し、職場で活躍し続けるための要因と課題を、帰属感と自分らしさの発揮と定義されるインクルージョン概念及び、職場の制度活用に着目して明らかにしようとするものである。
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研究実績の概要 |
2023年度は、それまでに収集したデータの分析と学会発表を目指していたが、2023年4月より所属先が変更となり、新しい環境において教育面・生活面や手続き面への適応に予想以上の時間が割かれたことに加え、秋学期以降は近しい身内の逝去や入院が複数重なり、そちらの対応に追われ、エフォート配分に狂いが生じたため、計画どおりに発表を進めることが叶わなかった。しかし、かような中でも、移動時間や隙間時間等を使いつつ、関連文献や情報に目を通す、データ分析を深める、アンケート調査の構想を練る、学会やオンライン研究会等に可能な限りの参加を試み、調査協力者の可能性に関する情報収集や新たな分析手法を学ぶ等、今後に繋がるできる限りの努力を行った。2024年度は2023年度に計画をしていたこれまでのデータ分析での発表を進めることを目指す。なお、コロナ禍の渦中よりはインタビュー調査の打診ハードルは下がりつつあると感じているものの、本研究テーマが病気を扱うものということもあり、変わらず協力を得るには当初に予想してたより時間がかかっている。引き続き、これまでの調査における分析考察と並行して、更なる調査協力を積極的に要請し研究を進めたいと考えている。なお、2024年度に向けては、すでに2023年度の段階で新たな調査アポイントの調整を進めることが出来ている。2024年度もインタビュー調査を継続し、その分析・発表を目指すと共に、事例研究やアンケート調査について引き続き検討を進めたいと考えている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
2023年4月より所属先が変更となったことで、教育面や生活面等で新しい環境への適応に予想以上の時間が割かれた。また秋学期以降は近しい身内の逝去や入院が複数重なり、以降はそちらの対応に追われたため、エフォート配分に大幅な狂いが生じた。隙間時間の活用や、可能な範囲で学会等に参加するなどして、新たな分析手法や関連研究の情報収集、また文献レビューやすでに実施した調査の分析考察等に尽力したが、結果として目指していた学会発表や論文化が遅れている。このことより、上記の区分とした。
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今後の研究の推進方策 |
すでに収集したデータの分析と、学会発表、またその論文化を早急に目指す。並行して、引き続きインタビュー調査を行い、新規事例研究と量的研究へのアプローチを試みる。自身の様々な環境変化による影響は、落ち着きつつあるため、2024年度は意欲的に本研究テーマに対する研究を進めていく予定である。
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