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IoT援用した経営システムにおけるリアルタイムシミュレーションに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 20K13595
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分07080:経営学関連
研究機関京都橘大学 (2021-2023)
中央大学 (2020)

研究代表者

楊 文賀  京都橘大学, 経営学部, 専任講師 (50781796)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
キーワードシミュレーション / 経営情報 / 経営システム / システムシミュレーション / IoT
研究開始時の研究の概要

経営システムにIoTを導入することにより、組み込み機器やセンサーなど、多様なデバイスからネットワークを通じて、生産・サービスプロセスに関するデータがクラウドに集約される。本研究は、IoT技術を応用して収集したデータをリアルタイムに利用し、実在システムの変化にダイナミックに対応できるシミュレーションモデリングのアプローチを提案することを目指す。また、実在システムをサイバー空間に再現・分析することにより、得られた知見を実システムにフィードバックして本研究の有効性を検証する。

研究実績の概要

令和5年度は、主に以下の事項について研究を行った。
1.RFIDデータクレンジング手法について
RFIDの特性により、本研究で取扱うデータをシミュレーションモデルのインプットデータとして利用するには、ノイズ(エラーや不要なデータ)が存在している。昨年度で提案したノイズ除去アプローチで開発したデータクレンジングプログラムは一定な効果が見れたが、ノイズ種類(①「行ったり来たり型」誤受信ノイズ、②「同一位置重複記録型」ノイズ、③「階飛び型」誤受信ノイズ)によって、クレンジング後の改善効果も異なる。原因究明のために、各種タイプのスタッフ、および患者(エンティティ)のデータを抽出し、処理を行った。各種タイプのエンティティに対してのノイズ処理効果を比較し、評価を行った。また、その原因について分析して、改善方法を検討した。
2.プロセスマイニング手法の応用について
情報システムのログデータを解析するために、プロセスマイニング手法が応用されている。プロセスマイニングは、業務プロセスの処理パターンをイベントログデータの蓄積により可視化し、改善ポイントを具体的に特定することで業務効率化を支援する手法で、リアルタイムでの応用も期待される。プロセスマイニング手法を用いて、本研究で収集したRFIDデータの活用可能性を検討した。また、プロセスモデルを自動生成するのためログデータに必要となる項目とRFIDデータで収集した情報を比較し分析を行った。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

プロセスマイニングについての資料収集・調査は予想より時間かかったため、今年度の進捗やや遅れている。

今後の研究の推進方策

プロジェクトの研究結果をまとめて、報告する。

報告書

(4件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて 2022 2021

すべて 雑誌論文 (1件) (うち国際共著 1件、 査読あり 1件) 学会発表 (3件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] Modeling and Analysis of Healthcare Facilities Using RFID Data2021

    • 著者名/発表者名
      Wenhe Yang, Yifei Tan, Sike Hu, Rie Gaku, Soemon Takakuwa
    • 雑誌名

      DAAAM International Scientific Book 2021

      巻: Chapter7 ページ: 85-94

    • DOI

      10.2507/daaam.scibook.2021.07

    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
    • 査読あり / 国際共著
  • [学会発表] 屋内RFID追跡データのクレンジングに関する試み2022

    • 著者名/発表者名
      譚 奕飛、楊 文賀
    • 学会等名
      日本情報経営学会第84回全国大会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [学会発表] RFID データを用いた人の移動に関するパフォーマンス分析2021

    • 著者名/発表者名
      高桑 宗右ヱ門, 胡 斯可, 譚 奕飛, 楊 文賀, 岳 理恵
    • 学会等名
      日本情報経営学会第82回全国大会
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [学会発表] シミュレーションモデリングにおけるRFIDデータの活用2021

    • 著者名/発表者名
      譚 奕飛, 楊 文賀, 岳 理恵, 高桑 宗右ヱ門
    • 学会等名
      日本情報経営学会第82回全国大会
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [図書] 『Simioとシミュレーション ―モデリング・解析・応用』第6版2022

    • 著者名/発表者名
      野村 淳一、三輪 冠奈、 譚 奕飛、 岳 理恵、 楊 文賀訳、高桑宗右ヱ門監修
    • 総ページ数
      429
    • 出版者
      Bowker社
    • ISBN
      9781938207051
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2024-12-25  

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