研究課題/領域番号 |
20K13626
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分07090:商学関連
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研究機関 | 愛知大学 (2021-2022) 岐阜聖徳学園大学 (2020) |
研究代表者 |
山田 浩喜 愛知大学, 経営学部, 准教授 (90825704)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 階層ベイズモデル / 変数選択付モデル / ブロッククラスタリング / 百貨店業態 / ドラッグストア業態 / 階層ベイズモデリング / POSデータ / ブロックモデル / 潜在的要因 / スーパーマーケット / ドラッグストア / ベイズモデル / 顧客維持戦略 |
研究開始時の研究の概要 |
百貨店からスーパーマーケット、ドラッグストアにおける、店舗での購買に作用する潜在的要因の解明、マーケティング施策に関する情報抽出技術の開発をおこなう。店舗内で日々蓄積されるID付POSデータ、百貨店、ドラッグストア等のアンケートデータを用いて、ベイズモデリングの枠組でモデル化する。そうすることによって、消費者の異質性を考慮した反応傾向を推定でき、消費者嗜好の多様化に対応が可能になる。また、モデル推定から顧客維持につなげるマーケティング施策の抽出を目ざしていく。
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研究実績の概要 |
本研究では、ベイズモデリング技術を用いて消費者ごとの購買心理・行動傾向を解明することを目的にしている。具体的には、百貨店、スーパーマーケットおよびドラッグストア等の小売店舗におけるID付POSデータ、またはアンケート調査データを用いて、消費者購買に作用する潜在的要因の解明、ベイズモデリングによる情報抽出技術の開発に着目している。 当年度においては、2本の研究論文(査読有2本)、学会発表1回の成果をあげている。論文については1本目に百貨店のID付POSデータを用いて、顧客の慣性的行動を取り入れた購買金額形成モデルを提案した論文を発表している。また、2本目にはドラッグストア店舗の満足度モデルにアンケート調査データを適用させた研究を論文としてまとめている。なお、これら論文の研究モデルには変数選択付モデルを組み入れている。 さらに学会発表では日本行動計量学会全国大会において、ドラッグストア店舗における満足度モデル、およびその分析結果を発表している。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
研究の目的、手法がはじめから確立されているからである。 アンケート調査の実施および入力が若干遅れてしまったが、データ分析および論文執筆は計画通り進んだ。
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今後の研究の推進方策 |
各論文、学会発表は当初の予定通り進めることができた。今後は、アンケート調査によるパネルデータを用いた変数選択付モデルの提案(論文執筆・学会発表)、および「ベイズモデリングによる小売業顧客維持戦略の新展開」としてこれまでの論文・研究発表をもとに総括するつもりである。
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