研究課題/領域番号 |
20K13628
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分07090:商学関連
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
寺崎 新一郎 立命館大学, 経営学部, 准教授 (70732452)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
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キーワード | カントリー・バイアス / 消費者 / 旅行者 / 心理学 / 社会学 / 制御焦点理論 / 評価理論 / カントリー・オブ・オリジン / 消費者アフィニティ / カントリー・イメージ / サービス・リカバリー / ボイコット運動 / 対外感情 / コミュニケーション / 社会的影響 / グローバル化 / インバウンド |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、特定の国家に対する好意や愛着を意味する消費者アフィニティ(以下、アフィニティ)に着目し、アフィニティが影響を及ぼしやすい条件や要因、その構築プロセス等を包括的に検討する。エスノセントリズムやアニモシティとアフィニティは無相関であることを踏まえると、アフィニティが影響を及ぼしやすい条件や要因を特定すれば、ネガティブな先入態度を持つ消費者への製品アプローチ方法など、製品やサービスをグローバルに展開する際の新しい知見が得られるだろう。本研究では、社会的影響や制御焦点理論等を援用し、上記の課題に取り組んでいく。
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研究成果の概要 |
本課題では、査読付き論文を5篇、査読なし論文を1篇公刊することができた。査読付き論文のうち4篇は英語論文であり、さらに3篇は学術データベース、ウェブ・オブ・サイエンス採録誌と、世界的にみてインパクトの高い業績を残すことができた。査読付き論文の残り1篇に関しても、商業・マーケティング分野で最も伝統のある日本商業学会の学術誌であり、国内における本課題の成果を広く発信することができた。査読なし論文については、制御焦点の操作方法を扱った研究であり、今後実験的な取り組みを進める際の知見が得られた。著書に関しては、4冊出版しており、うち1冊は単著の学術書で複数の学会賞を受賞することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
2021年に本課題と関連した学術書を出版することで、カントリー・バイアス研究を体系化するとともに、異文化マーケティングにおける課題や研究の方向性について示すことができた。世界的に見ても、特にポジティブなカントリー・バイアスを援用した研究はあまり多くないうえ、カントリー・バイアスに注目したコミュニケーションのあり方については殆ど議論が進められていない。こうした点について、その成果をインパクトファクターの高いジャーナルに掲載できた点は、今後本領域に関する研究を深めていくうえで、世界的にも有益な知見を発信できたものと考えている。
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