研究課題/領域番号 |
20K13698
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分08010:社会学関連
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
安藤 藍 千葉大学, 教育学部, 准教授 (20750441)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2023年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 家族の価値(Family Values) / 子どもの最善の利益 / 社会的養護 / 社会的養育 / 里親制度 / 子どもの権利 / 家族の多様化 / ケアの社会化 / 家庭養護 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、実態として家族の多様化が進行する一方、「子どもの権利」としての家庭の保障が理念的に推進される国際状況において、子どものために保障されるべき〈家庭〉とはいかなるものと解され、どのように養育実践に埋め込まれているのかを、社会学的アプローチ・国際比較から明らかにすることを目指す。対象は、親が育てられない子どもに公的に家庭的環境を保障する社会的養護(里親、施設養育)である。
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研究実績の概要 |
2022年度は、在仏の里親の方をコーディネートしていただき、収集してきた英語文献・仏語文献の知見をふまえ、オンラインでヒアリングを行うことができた。文献収集では、里親が職業として確立しているフランスにおいてその職業化をめぐる経緯や当事者の認識を明らかにした論考を中心に集めてきたが、ヒアリングでは里親という職業観をより深く聞くことができた。 また、国内調査は予定通り行うことができなかったものの、社会的養護関連の社会活動等では、元里子等の子どもたちの声を聴く企画、元里親の措置解除後の支援ニーズに関する実態調査に携わっており、養育現場から学問的に問うべき課題を精査する土壌はできているといえ、今後ら等かの発表の形を検討する。このほか、既存調査にもとづく論文の執筆をつづけている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
本研究の文献調査を進め、関連テーマでの成果も順次公開予定である。一方養育現場へのフィールド調査は、既存の対象者とのネットワークは保っているものの、新型コロナウイルス感染症の影響で国内外調査ともに見合わせてきた期間が長かった。また、2021年度に産休・育休を取得し調査研究を中断せざるを得なかったことから、当初予定より「遅れている」とした。
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今後の研究の推進方策 |
当初の問題関心に即しつつ、状況をみてアプローチを変更して課題を遂行していく。まず、新型コロナウイルス感染症の蔓延によって中断していた国内調査を再開する。とくに子どもの立場に軸足をおいた課題に取り組みつつ、海外文献のまとめ、既存の調査の論文化も継続して行う。また、海外のフィールド調査についても、2023年度は現地への訪問を調整している。事前に可能な範囲でオンラインでのヒアリングも継続したい。これらの調査で得たものを、2024年度には報告や原稿の形にしていく予定である。
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