研究開始時の研究の概要 |
全国の一時保護所職員に質問紙調査を行い,一時保護所における支援の悪循環(職務上の課題,職員の精神的な不調,児童への不適切な関わり,児童の問題行動が相互に影響し合う状況)および,職員の受容的な関わりが支援の悪循環を軽減することに有効であることを定量的に検証し,受容的な関わりを高める外部研修及びSVの必要性を示す。 また,定量的な調査では明らかにされない部分を補強するために,受容的な関わりが支援の悪循環を軽減する状況を問う自由記述を設け,質的に検討する。さらに,今後の研究依頼を求める文書を示し,外部研修やSVを必要とする一時保護所職員のネットワークの構築を図り,次年度以降の調査協力者の確保を行う。
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