研究課題/領域番号 |
20K13780
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分08020:社会福祉学関連
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研究機関 | 武蔵野大学 |
研究代表者 |
小野内 智子 武蔵野大学, 別科, 講師 (90635533)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2022年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2021年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | ワーク・エンゲイジメント / 外国人介護職員 / 介護老人福祉施設 / 介護職員 / 外国人 |
研究開始時の研究の概要 |
介護職員不足は深刻であり,近年,外国人介護職員の受け入れが進められている.“ワーク・エンゲイジメント”は,仕事に対してポジティブな状態を表す,仕事にいきいきと取り組んでいるかを評価する概念である. 本研究は,介護老人福祉施設に勤務している外国人介護職員に焦点をあてる.質問紙調査とインタビュー調査から“ワーク・エンゲイジメント”の特性を把握し,外国人介護職員がポジティブに仕事をするためにはどのような要因が必要かの示唆を得ることである.
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研究実績の概要 |
“ワーク・エンゲイジメント”は,仕事に対してポジティブな状態を表す,仕事にいきいきと取り組んでいるかを評価する概念である.本研究は,介護老人福祉施設に勤務している外国人介護職員に焦点をあて,質問紙調査から①“ワーク・エンゲイジメント”の特性を把握し,“ワーク・エンゲイジメント”と②“職場環境認識”,③介護実践過程の中で形成される“介護肯定感”,④“勤務継続意向”との関連性の構造を探り,外国人介護職員がポジティブに仕事をするためにはどのような要因が必要であるかの示唆を得ることが目的である. 今年度は,感染症対策が継続されている施設も多かったが,介護福祉士養成校の留学生で介護老人福祉施設でアルバイトをしている人や介護老人福祉施設に勤務している外国人介護職員,外国人介護職員を受け入れている介護老人福祉施設で協力の了承を得られた日本人介護職員に現状を聞いた.外国人介護職員と日本人介護職員の仕事(働き方)に対する考え方の違い,モチベーションやスキルアップの必要性の感じ方の違いがわかった.個人差もあるが,外国人介護職員の仕事に対する考え方によって,日本人介護職員が感じている負担について知ることができた. 質問紙調査案を実施してもらった結果,外国人介護職員の日本語能力の差が大きく,ルビ入りだけで回答が可能だった人もいたが,質問の意図が理解できていない人や回答内容についてを口頭で確認をしたところ,勘違いなどもあった.そのため,質問紙の内容や語彙について精査の必要性がわかった.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
新型コロナウイルス感染症の流行に伴い,感染症対策が継続しており,調査協力者として想定している介護老人福祉施設の負担を考慮し,質問紙調査を実施する予定であったが,計画を延期した.
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今後の研究の推進方策 |
質問紙調査を行い,インタビュー調査は難しいと判断し,質問紙調査から分析を行う予定である.
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