研究課題/領域番号 |
20K13867
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分09010:教育学関連
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研究機関 | 室蘭工業大学 |
研究代表者 |
阿知良 洋平 室蘭工業大学, 大学院工学研究科, 准教授 (00754722)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2023年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 技術 / ものづくり / 地域 / 生活 / 職業 / 狩猟 / 人間性 / たたら製鉄 / 炉前工 / 軍需 / 平和 / 生活教育 / 社会教育 / 暮らし / 第4次産業革命 / 小たたら製鉄 / 技術生活史 / 科学 / 技術学習 / 生活技術 / からだ / 教養 / 拒否 / Society5.0 |
研究開始時の研究の概要 |
内閣府から第5期科学技術基本計画が提示されて以降、Society5.0の概念の普及が進んでいる。実際に、技術的な実装も進んでいる。Society5.0時代がどういう時代になり、そこで生き抜くにはどうしたらいいのか、識者による見解の提示は出版やメディアを通して行われているものの、一方で、その変化に対する批判的見方も含め、国民ひとりひとりが判断していくための、技術に関する民衆的教養がいかにあるべきかの議論は、あまり進んでいない。社会教育研究の視点から検討する。
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研究成果の概要 |
技術にまつわる体験的学習を、生活から相対的に独立した学習の現場での体験にとどめず、地域の生業、そして企業社会と連続し得るものへひらいていくということが、本科研費の研究が明らかにした成果としての論点でした。 一例をあげれば、地域の製鉄企業で長く勤めあげてきた人に指導してもらいながら、小たたら製鉄操業を行うことで、ものづくりの職人的体験と、職場での安全、チームワーク、職業人としてのありようを一体的に考える学習などが見えてきた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
AIの活躍する社会をめぐる政策的な発信では、「勘」のデータ化が推奨されている。このような動向下でもう一度、手でものをつくること、そしてそこに含まれる「勘」の意義、およびその学習的可能性を、人権感覚の醸成や技術開発の方向性を見通す学習の観点から、社会教育学の知見に基づいて問い直した。
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