研究課題/領域番号 |
20K13869
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分09010:教育学関連
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研究機関 | 愛知教育大学 |
研究代表者 |
西野 雄一郎 愛知教育大学, 教育学部, 准教授 (00850398)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 生活科 / プロジェクト・アプローチ / J.L.メリアム / ミズーリ大学附属初等学校 / アメリカ教育 / 探究 / 低学年 / J. L. メリアム / アメリカ / 新教育 / 進歩主義教育 / Junius L. Meriam / 子ども中心 / 幼児期 |
研究開始時の研究の概要 |
アメリカでは、幼児期から低学年期(K-2)における探究型学習についての研究が多くされており、その時期の子供たちの探究による学習効果を分析し、理論化するに至っている。本研究は、アメリカのK-2における探究型学習の理論と実践を解明し、その要素を我が国の生活科学習に援用して「生活科探究的学習理論」と、その指導法を確立することを目的とする。
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研究成果の概要 |
令和2年度においては、アメリカにおける幼児期(8歳頃まで)の子どもたちによる探究型学習の実態について調査し、その成果は日本生活科・総合的学習教育学会の学会誌である『せいかつか&そうごう』に採録された。令和3年度は①低学年期の探究の理論と実践の系譜について明らかにすること、②アメリカで実践されているプロジェクト・アプローチにおいて低学年期の探究が重要視される理論的根拠について明らかにすることに重点をおいて研究を進め、①の成果はアメリカ教育学会の学会誌『アメリカ教育研究』に採録され、②の成果は令和4年度に刊行した『資質・能力時代の生活科 知性と社会性と情動のパースペクティブ』(三恵社)に収録した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで、生活科における探究についての理論基盤についてはあまり論じて来られなかった。本研究においては、生活科探究的学習理論を構築するための知見をプロジェクト・アプローチや新教育の動向より得ることができた。生活科は他教科と異なり、親学問がないことについてよく批判される。しかし、本研究成果において、盤石な理論的基盤を有するプロジェクト・アプローチと特質が類似しているということが明らかになったことにより、生活科の意義をプロジェクト・アプローチの理論や実践を媒体として問い直す機会を獲得したといえるのではないか。
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