研究課題/領域番号 |
20K13871
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分09010:教育学関連
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
種村 文孝 京都大学, 医学研究科, 助教 (80806711)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | プロフェッショナリズム教育 / 法曹養成 / 専門職教育 / 生涯教育 / 臨床法学教育 / キャリア教育 / キャリアヒストリー / プロフェッショナルアイデンティティ形成 / 法曹倫理 / 裁判員 / キャリア形成 / 意識変容 / プロフェッショナリズム / プロフェッショナルアイデンティティ |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、法曹養成におけるプロフェッショナリズムの涵養に関して、ロースクール及び司法修習を中心に生涯教育学の立場から明らかにするものである。医師や法曹などの専門職教育においては、大学やプロフェッショナルスクールにおける理論と実務を架橋した教育が模索されている。しかし、法曹のあり方や態度をめぐるプロフェッショナリズム教育については、国民や市民から頼られる法曹養成が実現しているとは言い難い状況であり、課題もある。そこで、法曹のプロフェッショナルアイデンティティの形成プロセスを明らかにするとともに、生涯教育学の理論及び医学教育における実践も踏まえて、法曹のプロフェッショナリズム教育を検討する。
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研究実績の概要 |
2022年度の本研究(「法曹のプロフェッショナリズム教育における生涯教育学的研究」)では、日本及びイギリスにおける法曹養成制度とプロフェッショナリズム教育の現状の把握と理論的検討を重ねた。特に法曹のあり方をめぐるプロフェッショナリズムの議論及び理論的検討、法曹プロフェッショナリズム教育が目指すものや教育方法について国際的な議論を分析してきた。社会学を中心とするプロフェッショナリズムの議論と専門職教育学を中心とする職業アイデンティティ形成の議論から、法曹プロフェッショナリズム教育の要素を批判的に検討した。 また、専門職のプロフェッショナリズムとキャリア形成という観点から、医師や看護師などの医療専門職の養成とプロフェッショナリズム教育を生涯教育の視点から検討し、生涯キャリアヒストリー法に関する理論と実践も深めることができた。 その具体的内容と達成された研究実績は、以下の通りである。 (1)日英の法曹プロフェッショナリズムに関する文献調査、(2)プロフェッショナリズム教育に関する文献調査と理論的検討、(3)イギリスの法曹プロフェッショナリズムの学習機会に関する論文投稿、(4)日英の法科大学院の現状と課題をめぐる理論的検討、(5)日本の法科大学院でのプロフェッショナリズム教育に関するインタビュー調査の実施、(6)医学教育のリサーチミーティングでの研究発表と議論、(7)医療専門職を対象とする生涯キャリアヒストリー法に関する書籍の出版、などである。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
法科大学院を中心とする法曹養成について検討しながら、プロフェッショナリズム教育の現状の分析と理論的検討を深めることができている。合わせて、生涯キャリアヒストリー法に関する理論的検討、医学教育におけるプロフェッショナリズム教育との比較検討なども行い、日英の法曹養成及びプロフェッショナリズム教育の現状と課題を検討することができた。 当初予定していた法科大学院の教育者へのインタビュー調査は行うことができたが、学習者側へのインタビューは実施できておらず、文献調査のみにとどまっており、やや遅れていると言える。
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今後の研究の推進方策 |
法曹としてのプロフェッショナルアイデンティティの形成過程に関するインタビュー調査を行う予定である。また、法科大学院におけるプロフェッショナリズム教育の実態と意義について、学習者がどのように捉えているかもインタビュー調査で明らかにする。 日英の法曹プロフェッショナリズム教育の比較の観点から、政策における議論、法科大学院の理想と現実、法科大学院における法曹プロフェッショナリズム教育の実践の意義などを分析し、到達点と課題、理論と実践の往還に向けて何が必要かを明らかにする。
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