研究課題/領域番号 |
20K13872
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分09010:教育学関連
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研究機関 | 盛岡大学 (2022) 兵庫教育大学 (2020-2021) |
研究代表者 |
徳島 祐彌 盛岡大学, 文学部, 助教 (00819443)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 体育 / アメリカ / カリキュラム / 学力 / スタンダード |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、アメリカにおける体育のスタンダード論と、日本における体育の学力形成論を検討し、体育科の学力を保障するカリキュラムを開発する。具体的には、「スタンダードに基づく体育」や「到達度評価研究」の展開、「逆向き設計」に基づく体育カリキュラムに着目する。それぞれの目標・評価論の意義と課題を解明し、それらを統一する体育理論の在り方を考察する。研究方法としては、文献調査、フィールドワーク(インタビュー調査、授業観察等)、日本の学校との共同研究を行う。
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研究成果の概要 |
本研究の目的は、体育科の学力を保障するカリキュラムを開発することである。主として、アメリカにおける体育のスタンダードの議論と、日本における体育の学力と評価の研究を検討した。 研究成果としては次の3点がある。(1)従来の日本における体育の学力研究において、対象と構造の不明瞭さについて考察したこと。また、体育の評価の議論とパフォーマンス評価の関係を検討したこと。(2)フィジカル・リテラシーという概念や、アメリカで開発されたスタンダードを取り入れる重要性を検討したこと。(3)学力論と評価論を踏まえてカリキュラム・オーバーロードを解消していくことの必要性について検討したこと。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義・社会的意義は主に次の2点である。 (1)AIやICT活用が注目される現在の学校教育において、体育の学力形成論を問い直すことによって、身体教育の在り方を再検討するための基礎的な研究を行ったこと。 (2)スポーツの多様化と科学化に伴って生じるカリキュラム・オーバーロード(内容が過多になること)の問題に関して、体育で育成する学力という視点から検討するための基礎的な研究を行ったこと。
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