研究課題/領域番号 |
20K13903
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分09020:教育社会学関連
|
研究機関 | 兵庫教育大学 |
研究代表者 |
坂口 真康 兵庫教育大学, 学校教育研究科, 講師 (00819427)
|
研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
|
キーワード | 共生教育 / ナショナルな基準 / 多様な実践 / 南アフリカ共和国 / フィールドワーク / 学校教科書 / 学校教員の認識 / 州教育省行政官の認識 / コロナ禍以後 / インタヴュー調査 / 教育者の認識 / グローバル化 / ナショナリズム / 高等学校 / 歴史教育 / Life Orientation / 共生社会 / ナショナル・カリキュラム / ナショナルな試験 / ナショナルな枠組み / 多様性 / 高等学校段階 / 教科書 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は、南アフリカ共和国(以下、南ア)を事例として、共生教育におけるナショナルな基準と多様な実践の折衷点を探索することである。具体的には、南アの学校にて共生教育の中核を担ってきた教科のLife Orientationに焦点をあてつつ、文献研究と同国西ケープ州の学校と教育省におけるフィールドワークを通じた実証的研究を行う。その背後には、南アの共生教育の実践を基にして、既存の共生教育論の精緻化するという狙いがある。
|
研究成果の概要 |
本研究では、南アフリカ共和国(以下、南ア)を事例として、共生教育におけるナショナルな基準と多様な実践の折衷点を探索した。具体的には、先行研究、南アの政府文書や学校教科書等を用いた文献研究と同国西ケープ州の公立学校と教育省におけるフィールドワークを行った。そこでの研究成果としては、現代の南アでは、多様性と統一性に関わる教授/学習が、Life Orientation等の教科を通じて学校教育で取り組まれ、「市民(性)」といった概念が様々な観点から描写されていることが明らかとなったことなどが挙げられる。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果の学術的意義と社会的意義は、南アフリカ共和国(以下、南ア)の共生社会と共生教育の特徴について、日本(語)の文脈と関連付けながら取り組まれた先行研究が限定されてきた中で、その特徴を多角的に描写したことにある。具体的には、南アの政府文書や学校教科書等の内容を取り上げるのみならず、実際にコロナ禍以後の南アにおいて共生教育に携わってきた西ケープ州教育省の行政官や中等教育段階の教育者の認識についてインタヴュー調査で探索しつつ、それらの特徴を描写したことに意義がある。
|