研究課題/領域番号 |
20K13919
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分09020:教育社会学関連
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研究機関 | 桃山学院大学 (2021-2022) 関西学院大学 (2020) |
研究代表者 |
稲田 優子 桃山学院大学, ビジネスデザイン学部, 講師 (10866247)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | COIL / 異文化理解 / グローバル人材育成 / 協働学習 / アントレプレナーシップ教育 / 産学官連携型PBL / 効果測定 / 日加教育 / グローバルキャリア / 産学官連携 / 産学連携 / キャリア教育 / PBL / グローバル人材 / インターンシップ |
研究開始時の研究の概要 |
関西学院大学とカナダの大学の日本人学習者とカナダ人学習者が協働で学習するCross-Cultural Collegeプログラムの事例を用いて、授業内容、教授法、学習効果を学習者の視点から質問紙、半構造化インタビュー調査を用いて検証する。令和2年度に授業に関する定量、定性調査を実施する。令和3年度にデータの分析や考察を行い、その研究成果をまとめ、学会発表や論文を投稿する。
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研究成果の概要 |
本研究は、日加学習者の協働学習によるグローバルキャリア人材教育に焦点をあて、産学官連携型PBL科目において多様なメンバーとの協働学習の授業効果を明らかにすることを目的とする。定量・定性調査の結果を学会発表3件(国際2件、国内1件)、学術論文4件(国際3件、国内1件)としてまとめた。対面、COILの両方で日加学習者の異文化教育や 国際ビジネスの理解、課題解決に関する学習効果があった。日加企業・団体は学習者からの課題に対する提案で新たな気づきがあった。産学官連携は、長期的な次世代のグローバル人材育成に関するエコシステムの形成に貢献していることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、世界中で新型コロナウイルス感染症の拡大により、教育機関でICTを活用した教育の質の向上が求められている。国内外でCOILによる授業の実施は増加傾向にあるが、その効果検証が必要であった。本研究で日加大学・企業・団体との産学官連携型PBLの授業を対象に定量・定性調査を用いて対面とCOILを比較した授業の効果を検証した。その結果、COILでも日加学習者の異文化教育や国際ビジネスの理解、課題解決、個人学習と協働学習に関する学習効果が示された。このような産学官連携は、長期的な次世代リーダーシップの育成に関するエコシステムの形成に貢献しており、社会的な意義があることが示唆された。
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