研究課題/領域番号 |
20K13930
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分09030:子ども学および保育学関連
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研究機関 | 白梅学園大学 |
研究代表者 |
橋本 陽介 白梅学園大学, 子ども学部, 准教授 (20712855)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | アクティブラーニング / ユニバーサルデザイン / 幼児教育 / 保育 |
研究開始時の研究の概要 |
2018年4月より、幼稚園・保育所・認定こども園では「アクティブラーニング」を実践することが必須となった。また、幼稚園・保育所・認定こども園には、障害児や「気になる子」といった何らかの配慮を必要とする幼児も在籍している。 そこで、本研究では、幼児教育・保育におけるアクティブラーニングのユニバーサルデザイン化に有効な実践手法を明らかにする。具体的には、アクティブラーニングのユニバーサルデザイン化に必要な要素を明らかにし、その実践を支援するためのチェックリストを開発していく。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は、1)幼児教育・保育におけるアクティブラーニングのユニバーサルデザイン化に必要な要素を明らかにし、2)幼児教育・保育での実践を支援するためのチェックリストを開発することである。 2021年度までは、COVID-19の感染拡大により、何らかの配慮を必要とする幼児が在籍する保育所・幼稚園・認定こども園(以下、幼児施設とする)に赴いての調査が極めて困難な状況にあった。そのため、2022年度は、引き続き、幼児施設に赴いての調査を行い、幼児教育・保育におけるアクティブラーニングの実践に関する現状と、ユニバーサルデザイン化に向けた課題を明らかにすることとした。 これらの研究課題達成に向け、複数の幼児施設に、当該研究への協力を依頼したところ、2か所の幼児施設から調査の実施について、承諾が得られた。うち1か所の幼児施設には、管理者とクラス担任および在籍する幼児の保護者より研究実施の同意が得られたため、実践場面の観察調査とクラス担任へのインタビュー調査を実施した。また、他方1か所の幼児施設とは、管理者より内諾が得られたため、調査対象とする実践場面等について、協議を進めているところにある。 今後は、調査によって収集したデータの分析を進め、研究成果の公表に向けた準備を進行させていく。また、引き続き、研究協力が得られた幼児施設に赴き、観察調査やインタビュー調査を行い、研究課題の達成に向けたデータ収集を進めていく。そのうえで、アクティブラーニングのユニバーサルデザイン化に向けた課題を明らかにし、その解決手法を検討していく。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
2022年度も、複数の幼児施設に赴き、観察調査やインタビュー調査を通じて、幼児教育・保育におけるアクティブラーニングの実践に関する現状と、そのユニバーサルデザイン化に向けた課題を明らかにする予定であった。 しかし、研究協力を得られた幼児施設においても、COVID-19の感染拡大状況を踏まえながらの調査実施となったため、円滑に進行させることが困難な状況にあった。加えて、COVID-19の感染拡大への対応に追われる状況により、研究協力が得られた幼児施設は、2か所にとどまった。 そのため、調査の進行も当初の計画からは遅れている状況にあり、調査対象数が当初の予定よりも少ないことから、上記の達成区分と判断した。
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今後の研究の推進方策 |
今後は引き続き、研究協力が得られる幼児施設へ赴き、観察調査やインタビュー調査を進め、予定していたデータの収集を進行させていく。加えて、収集したデータの分析を進め、アクティブラーニングのユニバーサルデザイン化に向けた課題を明らかにし、その解決手法を検討していく。なお、自身でも当該研究課題に関連する臨床実践を進め、当該研究課題の達成に向けて、不足するデータや知見を蓄積していく。
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