研究課題/領域番号 |
20K13932
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分09030:子ども学および保育学関連
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研究機関 | 香川県立保健医療大学 |
研究代表者 |
三浦 浩美 香川県立保健医療大学, 保健医療学部, 准教授 (10342346)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 予防接種関連疼痛 / 3歳未満児 / 親・保育者 / 親・保護者 |
研究開始時の研究の概要 |
予防接種は,生後2ヶ月から18ヶ月の期間に集中し,小児の神経発達が著しい時期に一致している。接種時の疼痛と不安体験(予防接種関連疼痛)は,その後の認知や神経の発達に影響し,その影響は成人期にまで及ぶと言われている。また,親は泣き叫ぶ我が子への対応に困り,接種率低下や虐待につながる。そこで本研究では,予防接種関連疼痛を低減させるために,親・保育者が3歳未満児に対し,日常的に予防接種に関する教育や接種時の非薬物学的緩和法を行うケアモデルを構築することを目的とする。本研究により,予防接種関連疼痛の後遺症に苦しむ人が減少するだけでなく,我が子への関わり方に困っている親への支援につながる。
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研究成果の概要 |
本研究では,医療者に依存せず,親・保育者が3歳未満児に対して行う予防接種関連疼痛低減ケアモデルの構築を目的としていた。2020年度は,基礎的データとして予防接種における子どもと保護者の実態を調査した結果、予防接種を強く嫌がる子どもは4割弱おり,子どもを予防接種につれて行くことを苦痛に思っていた保護者は5割程度おり、介入の必要性が示唆された.しかし2021年度、2022年度はCOVID-19の影響により,保育所等への立ち入りを差し控える必要性などもあり実施できず、研究は終了することとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、①3歳未満という、今までは理解を得る対象とされてこなかった年齢の子どもを対象とすること、そして、②従来親の裁量に任せていた予防接種の説明を、準備教育として方法を開発すること、この2点が本研究の独自性、創造性である。従来は全く支援が行われていなかった対象者に、初めてアプローチを試みる、貴重な研究であると考える。ただ、COVID-19の影響により十分に研究活動が行えなかったことが残念である。
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