研究課題/領域番号 |
20K13953
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分09030:子ども学および保育学関連
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研究機関 | 京都教育大学 |
研究代表者 |
佐川 早季子 京都教育大学, 教育学部, 准教授 (90772327)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 保育者の専門性 / 表現活動 / 造形表現 / 保育者 / 環境構成 / 実践知 / 表現観 / 信念 / 子どもの育ち |
研究開始時の研究の概要 |
保育現場での表現活動の指導は,保育者の表現観に応じて,多様な実践が行われている。本研究では,保育者の表現観と実践知を整理した上で,それぞれの表現活動と子どもの育ちにどのような関連性があるのかを明らかにすることを目的とする。そのために,以下3点について検討する。(1)造形表現活動における保育者の表現観にはどのようなものがあるのか,(2)表現観に応じて,保育者はどのような実践知をもっているのか,(3)それぞれの表現活動スタイルは,子どもの行動にどのような影響を与えるのか。本研究によって,どのような表現活動が子どもの行動に影響を与えるのかを,根拠をもって示すことを目指す。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は,保育者の表現観と実践知を整理し,それぞれの表現活動スタイルと子どもの育ちにどのような関連性があるのかを明らかにすることである。当該年度は、造形表現活動における保育者の表現観にはどのようなものがあるのかを明らかにするために、インタビュー調査により、保育者の専門性を特別支援教育担当教員の専門性と比較・検討した。その結果、保育者は、まず目の前の子どもの姿を見て、それと保育者の願い・教育的意図を照らし合わせながら保育者の働きかけを行い、暫定的な内面理解をしていた。子ども理解の特徴として、子どもの内面理解へ向かう動機に「わからなさ」があること、子どもの表出・行為からの読み取る言葉に頼らない内面理解、感覚的・情動的つながりの重視が挙げられる。 造形表現活動の活動・指導スタイルについては、(1)子どもが主体になって行う「自発活動」、(2)保育者が選んだ課題を中心に行う「課題活動」、さらにその間で(3)保育者の発問と指示によって誘発され,子どもが動く「触発的活動」の3つの型に分類できる(槇, 2008)。これらのスタイルのどれをとっても、子どもの内面理解は不可欠なプロセスであるが、その理解をどの程度指導につなげるか、個々の子ども理解をどの程度表現活動につなげるかには、スタイルによる違いがあると考察される。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
国際学会での発表を予定していたが、新型コロナウイルス感染により、発表を中止したため。
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今後の研究の推進方策 |
研究計画での予定に加えて、質問紙調査に観察・インタビュー調査を組み合わせて実施する。
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