研究課題/領域番号 |
20K13993
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 鳴門教育大学 (2021-2022) 大学共同利用機関法人人間文化研究機構国立国語研究所 (2020) |
研究代表者 |
宮部 真由美 鳴門教育大学, 大学院学校教育研究科, 准教授 (60823383)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2023年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 中学校国語 / 読み物教材 / 日本語支援 / 言語的な難しさ / 年少者の日本語支援 / 読みもの教材の理解 / 言語的な困難点 / 理解の過程 / 中学校国語科 |
研究開始時の研究の概要 |
この研究では,中学校国語教科書の読みもの教材の文・文章において,それを理解するためにどのような言語学的な知識が必要であるかを分析し,文・文章の理解過程の可視化を行なう。手順として,①読みもの教材をデータ化して,言語的な分析を行なう,そして,②読み物教材に関するワーク,問題集,テスト問題からどのような「問い」が立てられているかを考察し,どのような知識が必要であるか分析し(語彙,文法,語用論的知識,世界知識などに分類),それが一覧・検索ができるようにデータベース化する。さらに③言語的な知識によって理解できることは何か具体的に示し,さらに理解過程においてどのような困難点があるのかをまとめる。
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研究実績の概要 |
中学学齢期の日本語支援を必要とする生徒は,初期の日本語学習を終えたあと,それよりも高度な日本語で書かれている教科書の日本語を理解しなければならない。しかし,そのための手当てはほとんど行われていない。本研究では,国語教科書の読み物教材を理解するためにどのような日本語の言語的な知識が必要となるのか,その理解過程がどのようなものであるのかをあきらかにするものである。 本年度は,(1)読み物教材の日本語の基礎的な分析をすること,(2)ワーク・問題集から取り出した「問い」を分類することを計画していた。(1)に関しては形態素解析を行ない,分析を行なっているところである。(2)に関しては分類が終了し,分類したものの分析に取り掛かっている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
2022年度から,1か月のうち,1~2回程度神奈川に行き,1週間~2週間滞在し,その期間の仕事はテレワーク勤務という勤務形態となった(現在も継続中)。そのため,研究のための時間を十分に確保することが難しかった。
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今後の研究の推進方策 |
国語教科書の読み物教材のデータ化,形態素解析はすでに行なっているので,これらのデータを用いて,教科書の語彙の特徴について分析を深めていく。 ワーク・問題集についても分類が終了していることから,さらに分析を深めていくこととする。 現場の国語教員にインタビューを行ないたいと考えており,それにより実践者からの意見を聞き,研究の方針等に問題がないかなどを確認していきたい。
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