研究課題/領域番号 |
20K14000
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 千葉大学 (2021-2023) 兵庫教育大学 (2020) |
研究代表者 |
阪上 弘彬 千葉大学, 教育学部, 准教授 (30791272)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2022年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | ESD / 社会系教科 / 持続可能な社会 / カリキュラム研究 / 教科書研究 / ドイツ / 社会科教育 / 資質・能力 / ゲゼルシャフツレーレ / ドイツ連邦共和国 / コンピテンシー / ドイツドイツ連邦共和国 / 中等社会科カリキュラム / 地理・歴史・公民 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、ESD(持続可能な開発のための教育)の資質・能力(コンピテンシー)と社会系教科固有のコンピテンシーを結び付けて育成をめざすドイツの統合型社会系教科カリキュラム、教科書や教材の分析、現地調査・授業見学を通じて、①ESDのコンピテンシーと社会系教科固有のコンピテンシーの関係性、②ESDのコンピテンシーと社会系教科固有のコンピテンシーを一体的に育成するためのカリキュラム編成・学習設計の原理を解明するとともに、③日本の中等社会系教科におけるESD実践のためのカリキュラム・授業モデルを提案することである。
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研究成果の概要 |
本研究では、ESD(持続可能な開発のための教育)の先進国ドイツ連邦共和国におけるラインラント=プファルツ州およびノルトライン=ヴェストファーレン州の統合型社会系教科カリキュラム、教科書の分析を通じて、ESDと社会系教科固有のコンピテンシーの関係性、コンピテンシーを育成するためのカリキュラム編成・学習設計の原理の解明を試みた。またその結果を踏まえて日本の中等社会系教科におけるESDカリキュラム・授業モデルを提案した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的・社会的意義は次に示す2点である。 第1に、ドイツおよび日本における社会系教科において、ESDが教科内の分野・科目間どのように関連付けられながら位置づけられているのか、またはなされていないかについてカリキュラムおよび教科書の分析から明らかにした点である。第2に、日本の社会系教科におけるESD実践に向けて、ESDのコアとなる考えの一つである「Think Globally, Act Locally」および近年ドイツの地理学習で採用されているUte Wardengaの提唱した異なる4つの空間概念を踏まえた授業プランを提案した点である。
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