研究課題/領域番号 |
20K14003
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2022年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | Intercultural education / Religious awareness / Teacher training / Immigrant education / Cultural sensitivity / Teaching material / Teaching strategies / Cultural diversity / 異文化理解 / 宗教教育 / 自己認識 / 寛容性 / 授業モデル / 教員養成 / Difference / Class models / Material development / Pre-service teachers / 異文化間教育 / 宗教 / 文化 / 授業モデル開発 / 宗教文化教育 / 道徳教育 |
研究開始時の研究の概要 |
現在、教員養成課程では、宗教・異文化理解に関する授業はおこなわれていない。本研究では、アンケートとディスカッションを組み合わせた教員養成における異文化理解教育法の開発をおこなう。本研究で重要視するのは、各自が宗教観・倫理観を自覚すること、その上で他者との違いを理解し受容する姿勢である。すでに、大学学部生・大学院生で基礎的な手法を実践している。この手法の精度を高くし、様々な場面で用いられるように、バリエーションを増やす予定である。本研究では、教員を目指す者が自分と他者を理解し、他者を受け入れる準備をする授業モデルを開発する。
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研究成果の概要 |
日本の公立学校では、多様性を学ぶ教師が不足しているため、文化的・言語的に多様な(CLD)生徒への対応が困難な場合が多い。本研究では、宗教社会学における宗教性の指標を活用し、現職教員の宗教意識を高める体験学習のための効果的な授業モデルと教材を開発することに焦点を当てた。高校から大学までの様々な教育現場における対話活動の複数の評価に基づき、研究者は宗教的価値観に関する対話を含むワークブックを開発し、多様性と異文化コミュニケーションの教育者向けの指導マニュアルも作成した。研究の結果、宗教的・精神的な価値観や信念を自己認識することが、教師の文化的感受性にプラスの影響を与えることが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本の公立学校では、様々な宗教的ニーズを持つ児童の数が増加していることが課題となっている。多分野からなる本プロジェクトで開発された教授法と教材によって、教員は、宗教の違いを受け入れる異文化間対話を促すための自己認識とスキルを習得することができる。
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