研究課題/領域番号 |
20K14015
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 三重大学 (2021-2023) 愛知大学 (2020) |
研究代表者 |
前原 裕樹 三重大学, 教育学部, 准教授 (00755902)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2021年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
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キーワード | 総合的・探究的な学習の時間 / 対話的教育法 / 対話型論証 / 対話的事例シナリオ / 資質能力 / 教員養成 / コンセプトマップ / 観 / 総合的・探究的な学習 / 教員養成型対話的実践 / 材の構成要素 / 探究的な学習 / リフレクション / ジレンマ / 資質・能力 / 対話的教育方法 / 教師の「観」 / 実践開発研究 |
研究開始時の研究の概要 |
(令和2年度)「総合的・探究的な学習」の実践に関する理論および「学習論」や「対話論」に関する理論の研究。 教員養成課程における大学生の発達段階に応じた「深い学び」のある探究的な授業実践の開発研究 (令和3年度および4年度)開発した教員養成課程における大学生の発達段階に応じた「深い学び」のある探究的な授業実践の試行と分析。 試行・分析結果を踏まえた探究的な授業実践の修正およびカリキュラム改善
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研究成果の概要 |
本研究では、教員養成段階教育において、総合的・探究的な学習を組織するために必要な資質・能力の向上に寄与できる対話的教育方法の開発を行った。具体的な研究成果は、次の諸点である。 1)対話型論証をベースとした、教育学分野における探究的な学習のカリキュラムを開発した。2)総合的な学習の時間に関する事例シナリオ型PBLのカリキュラムを大学院生と共同で開発した。3)カリキュラム評価の方法として、コンセプトマップ評価を導入し、学習者の被教育経験を通した総合的な学習の時間の意義と課題および本カリキュラムによる学習者観の変容過程を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
総合的・探究的な学習の時間において、被教育経験を通して学生らは十分にその意義と課題を理解しておらず、そのため教師になった際に探究的な学びを組織するための具体的なイメージを有していなかった。そういった中で本研究においては、2つの対話的な教育方法を開発し、それを実際に試行した。加えて、それらの学習効果を把握するために、コンセプトマップによる自己評価活動を実施した。その分析の結果、総合的・探究的な学習の教材開発およびカリキュラム遂行に関する具体的なイメージを有することを促すことができたこと、児童生徒の学び支援のあり方に関する学生らの「観」の変容を促すことができたこと、が明らかになった。
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