研究課題/領域番号 |
20K14034
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分09050:高等教育学関連
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研究機関 | 流通経済大学 |
研究代表者 |
真名瀬 陽平 流通経済大学, 学部以外の部局, 教育学習支援センター所員 (00846496)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2023年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2022年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2021年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 高等教育 / 多層指導・支援モデル / ユニバーサルデザイン / 初年次教育 / 高等教育機関 / 多層支援・指導 / 合理的配慮 / PBS / RTI / 多層支援モデル |
研究開始時の研究の概要 |
これまで全児童・生徒を対象とした多層支援・指導モデルを適用することの有効性が指摘されている。高等教育機関においても、同様であることが指摘されているが、実践例やその有効性は明らかにされていない。 本研究では、高等教育機関が実行している支援・指導をPBS・RTIの多層支援・指導モデルの観点から調査・分析を行い、現在の課題を明らかにする。また、高等教育機関において、多層支援・指導の有効性について実践的な検討を行い、支援・指導の有効性や社会的妥当性を明らかにする。
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研究成果の概要 |
本研究では、日本の高等教育機関を対象に多様な学生の存在を踏まえたSWPBSやRTIモデルといった多層指導・支援モデルについて、実際の講義における実践的な検討を行い、有効性の検討を行った。本研究の結果、高等教育機関において、第1層支援・指導として、教育のユニバーサルデザインの導入やグラフフィードバックなどを行い、それでも困難さのみられる学生を抽出し、個別に支援・指導することで、困難さの改善がみられた。以上の結果から、高等教育における多層指導・支援の有効性が一定程度示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで、SWPBSやRTIモデルなどの多層指導・支援モデルは初等から中等教育において検討が進められており、高等教育における検討はされておらず、有効性は明らかになっていなかった。また、多様な学生を受け入れる高等教育において、学生全員に対してより有効な支援・指導を行い、それでも困難さを示す学生を抽出して個別的な介入を行うといった指導・支援方法の有効性を示すことができたことで、高等教育の発展につながる。
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