研究課題/領域番号 |
20K14072
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分09060:特別支援教育関連
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研究機関 | 奈良学園大学 |
研究代表者 |
荻布 優子 奈良学園大学, 人間教育学部, 専任講師 (70867126)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 社会性発達 / 言語発達 / 心の理論 / 気になる子ども / 自閉症スペクトラム |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では幼児の集団生活における社会性発達と心の理論および言語機能の関係を多角的に明らかにすることを目的とする。心の理論の獲得と社会性発達、心の理論と言語発達、言語発達と社会性はそれぞれ影響を及ぼしあうことが想定されてはいるが、3者の関係の程度や関係の構造についての定量的な検証は行われてきてはいない。そこで本研究では、幼児の社会性と心の理論及び言語発達の関係について3年間縦断的に調査し、3者の関係についてのモデルを構築する。本研究の結果は、ASDの社会性発達を解明する上での基礎的知見となり、また同時に幼児教育において幼児の社会性を計画的にはぐくむカリキュラム作成の一助となりうると考えられる。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は、①一般幼児の社会性及び言語機能の関係を横断的に明らかにすること、②一般幼児の社会性及び言語機能の関係を縦断的に明らかにすること、③「気になる子ども」の社会性及び言語機能の発達過程を縦断的に明らかにすること、の3点である。またASDの対人社会性について発達段階に応じた妥当性の高い指導目標や効率的な指導計画の立案のための基礎的な知見とすること、縦断研究とすることにより一般の保育所・幼稚園等における就学を見据えた計画的な保育のカリキュラムの検討の一助とすることをねらいとしている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
こども園に在籍する幼児を対象とした言語課題・心の理論課題など直接検査によるデータ聴取を行う予定で準備を行い協力園への依頼を行っていたが、コロナ禍以降当初の予定通りに協力園でのデータ聴取が困難な状況になりデータ収集が滞っている状況にある。
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今後の研究の推進方策 |
充分なデータを得るに至っていないため、新規協力園の開拓も含めて検討し早急にデータ収集を進める。
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