研究課題/領域番号 |
20K14078
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分09070:教育工学関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
吉田 塁 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 准教授 (50755816)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | FD / アクティブラーニング / オンライン学習 / EdTech / ファカルティ・ディベロップメント / オンライン教育 / eラーニング |
研究開始時の研究の概要 |
オンライン学習の需要や重要性が近年増しているが、教員がオンライン学習に関する多数の知見を独自に調査および選定し、効果的に適用するのは困難である。そのため、教育のオンライン化に関する支援(FD: ファカルティ・ディベロップメント)が必要だが、支援に関する体系的な知見は得られていない。 そこで、本研究では、教員による教育の効果的なオンライン化を実現するために必要な支援内容が体系的に示された基準枠組みを開発すること、およびその枠組みに基づいたオンライン型のFDプログラムを開発および実施し、その有用性を評価することを通して、質の高いオンライン学習の幅広い提供に貢献することを目指す。
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研究成果の概要 |
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)への対応が急遽求められ,基準枠組みを作成・検討しながら,必要なオンラインFDプログラムを実施した.具体的には,Web 会議システムであるZoomを用いた授業の実施方法,動画やテキストを用いたオンデマンド型授業の実施方法,学生のネット環境に応じた通信量への配慮方法など多様なトピックを取り扱った. その際,オンラインにおける意見集約が困難であったことから,意見集約を促す Web プラットフォームの構築を行い,その活用と評価を行った.質問紙調査の結果、システムの有用性とワークショップ全体が高く評価された.これらを通して新たなFDプログラムの形式を提示できた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は,教育のオンライン化を支援するFDプログラムを開発,実施,評価することで,オンライン学習の質を全体的に向上させる教員支援に関する知見を提供している点で学術的にも社会的にも意義深い.また,本研究を通して開発したシステム自体の有用性は高く,FDに留まらず,幅広い教育場面で活用できる点で社会的意義が大きい.そして,本研究を通して提示した新たなFDの形式は今後のFD活動において新たな選択肢となる可能性がある点で,学術的意義および社会的意義は大きい.
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