研究課題/領域番号 |
20K14080
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分09070:教育工学関連
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研究機関 | 京都外国語大学 (2022-2023) 大阪大学 (2020-2021) |
研究代表者 |
根岸 千悠 京都外国語大学, 共通教育機構, 講師 (60726610)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 大学教員 / 教授能力 / 大学院生 / 教授能力開発 / ファカルティ・ディベロップメント / 大学教授職 / ティーチング・アシスタント / プレFD / 大学教育 / 卓越性 / FD |
研究開始時の研究の概要 |
近年、我が国の大学教育は質的転換が必要であるとされ、大学教員にも様々な教授能力が求められている。しかし、具体的にどのような能力が必要かという検討は十分とは言い難い。そこで本研究は、「卓越した大学教員」が有する能力に関する質問紙調査ならびに「卓越した大学教員」に対するインタビュー調査を実施し、質的・量的双方の調査結果に基づき、大学教員に求められる教授能力を同定することを目的とする。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は、優れた教授活動を行う、「卓越した大学教員」が有する教授能力を調査分析した上で、その能力の形成プロセスを解明することで、大学教員に求められる教授能力を明らかにすることである。「卓越した大学教員」が有する能力に関する質問紙調査ならびにインタビュー調査等を実施し、質的・量的双方の調査結果に基づき、大学教員に求められる教授能力を同定することを目指している。 2023年度は、主として、(1)大学教員の緊急遠隔講義への対応に関する調査、(2)大学院生の教授能力の認識に関する調査を中心に研究を進めた。 (1)では、コロナ禍での緊急遠隔講義に対する大学教員の工夫や取り組みを調査した。この調査では、オンライン授業の設計や実施、学生とのコミュニケーションの方法への工夫、技術的な課題への対処法などの事例を具体的に分析した。加えて非常時の教育における大学教員の対応力や卓越性について検討した。(2)では、大学教員の能力形成プロセスの一部を明らかにすることを目指し、大学院生を対象に、教育能力開発プログラムの参加者と不参加者の教育能力に対する自己認識を比較した。この調査では、教育能力に対する自己評価や教師効力感などを質問した。分析の結果、プログラム参加者は教師効力感や自己評価が高い傾向が見られた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
大学教員の教授能力や能力形成に関連する研究を進めることができたが、インタビュー調査やプログラムの実践が遅れているため。
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今後の研究の推進方策 |
インタビュー調査や実践研究を進め、これまでの研究成果をまとめる。
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