研究課題/領域番号 |
20K14088
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分09070:教育工学関連
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研究機関 | 琉球大学 |
研究代表者 |
吉田 望 (高橋 望) 琉球大学, 大学評価IRマネジメントセンター, 講師 (10805964)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 大学の専攻分野 / 専攻分野と進路選択の関係性 / 学位に付記する専攻分野の名称 / 進路選択支援システム / 可視化 / 大学進学希望者 / キャリア教育 / 大学の専攻分野と進路選択の関係の変遷 / 進路選択支援シス テム |
研究開始時の研究の概要 |
平成3年の大学設置基準の大綱化以降、大学の個別化により学部・学科名称が多様化している。この多様化により、専攻分野と卒後の進路との対応関係が不明確となったことが、大学進学希望者らにとって、将来のキャリアを見据えた進路選びを阻害する一因となっている。本研究は、適切な進路選択を支援するため、まず、学位に付記する専攻分野の名称を専攻分野の代理指標として、専攻分野と卒後の進路選択との対応関係の変遷を解明することを試みる。そして、この対応関係に基づき、希望する進路と関係する専攻分野や大学を検索し、結果を比較表示するアプリケーションを開発し、大学進学希望者らへ進路選択支援システムとして提供する。
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研究成果の概要 |
本研究課題では、大学進学希望者やその支援者の将来のキャリアを見据えた進路選びを支援することを目的として、①大学の専攻分野と卒後の進路選択の関係の変遷の解明と、②その対応関係から最適な進路選択支援システムの開発を試みた。①では、専門的職業と関連のある学問分野の学習は特定の職種や産業での雇用と関連している一方で、学際的な専攻分野での学習はさまざまな職種での雇用と関連していることが示唆された。また、大学の設置別によっても専攻分野と卒業後の進路選択の関係が異なることが示唆された。①の結果を踏まえ②では、BIツールを用いて学問分野と卒後の進路状況の対応関係を可視化し、進路選択支援システムを開発した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
平成3年の大学設置基準の大綱化以降、各大学が設計した教育課程の個別化に伴い学部・学科の名称が多様化し、大学進学希望者やその支援者にとって深刻な問題となっている。研究課題では、日本の大学の専攻分野と卒後の進路選択がどのような対応関係にあるかについて質的・量的な研究を試み、全体的な傾向を明らかにするとともに、大学の設置別に対応関係の特徴も可視化した。また、大学進学希望者やその支援者に対する効率的で効果的な進路選択支援する目的で、BIツールを用いて学問分野と卒後の進路状況の対応関係を可視化し、進路選択支援システムを開発した。
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