研究課題/領域番号 |
20K14090
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分09070:教育工学関連
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研究機関 | 公立諏訪東京理科大学 |
研究代表者 |
尾崎 剛 公立諏訪東京理科大学, 工学部, 准教授 (80712158)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | プロジェクト基盤学習 / 学習支援システム / 遠隔授業 / 学習分析 / 授業改善 / 遠隔会議システム / PBL / 教育工学 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、実社会でのプロジェクト活動をプロジェクト基盤学習(PBL)に反映し、複数の大学に所属する専攻の異なる学生が参加するPBL(大学横断PBL)を実践し、より高い学習成果を得るための学習システムを確立することを目標とする。この目的の達成のために、3年の研究期間で以下の3点を研究テーマに掲げ、実践教育を通じた調査分析を行う。 1.大学横断PBLの実施方法および成功要因の検討 2.大学横断PBLの学習成果向上を目指す教育システムの検討 3.学生の専攻による学習成果の比較
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研究成果の概要 |
本研究の目的は、複数の大学に所属する異なる専攻の学生が参加する大学横断PBLの実施方法および学習支援システムを確立することであった。このために2大学から異なる学部に所属する学生の参加するPBLを実施し、PBLの実施方法および必要となる学習支援システムの考察と実践研究を行った。打ち合わせなどは遠隔会議システムを利用し、Moodleをベースとした支援システムを構築した。その結果、実施環境による学習成果の差はほぼ生まれず、どのような実施環境においても単一学部所属学生によるPBL同様の学習成果の修得が可能であることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
PBLはプロジェクト活動を教育に取り入れ、学生がグループ単位で実在する課題の解決やプロジェクトを遂行する活動の中で、知識の定着や学習の気づきを促すことが期待されている。しかし、実社会で行われるプロジェクト活動とは異なり、同じ学科、もしくは同じ大学に通う学生により構成されるメンバーでの活動では、求められている能力を十分に習得できない可能性があった。本研究成果は、PBLの新たな活用方法を提供し、社会の求める能力を持った人材の育成に役立つだけでなく、大学同士の連携のあり方にも変化を与えるなど、教育実践の場に大きく貢献するものである。
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