研究課題/領域番号 |
20K14091
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分09070:教育工学関連
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研究機関 | 国際医療福祉大学 |
研究代表者 |
鶴田 利郎 国際医療福祉大学, 小田原保健医療学部, 講師 (20735352)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
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キーワード | ゲーム障害 / インターネット依存 / 中学校 / 高等学校 / 予防教育 / カリキュラム開発 |
研究開始時の研究の概要 |
2019年5月にWHO年次総会の委員会において「ゲーム障害」が国際的に疾患として認められた。また国内では,中学生・高校生のゲームやインターネットへの依存が深刻な社会問題となっており,予防教育の必要性が広く指摘されている。 そこで本研究では,中学校・高等学校において体系的に実施することができるゲーム障害・インターネット依存の予防教育のためのカリキュラムを開発し,提案することを目的とする研究を行う。
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研究成果の概要 |
本研究では,中学校・高等学校において体系的に実施可能なゲーム障害・インターネット依存の予防教育のためのカリキュラムを提案することを目的とする研究を行った。鶴田・石川(2019)における高等学校での教科横断的な予防教育の実践,および中学校・特別活動における実践(2020)を踏まえて,中学校・高等学校において体系的に実施可能な予防教育のカリキュラム開発を行った。そして研究協力校において開発したカリキュラムにもとづく実践を行ったところ,生徒のインターネット依存傾向は全体的に改善され,ゲームの利用時間も減少し,授業実践終了後もその状態が継続されていることが確認された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では,中学校・高等学校において体系的に実施可能なゲーム障害・インターネット依存の予防教育のためのカリキュラムの開発を試みた。研究代表者が開発したカリキュラムにもとづく授業実践を研究協力校において実施したところ,生徒のインターネット依存傾向が改善され,ゲームの利用時間も減少し,実践終了後もその状態が維持されていることが確認された。したがって,本研究課題において開発したカリキュラムは,生徒の依存傾向の改善やゲーム,インターネット利用の見直しに有効であることが示唆された。 本研究で開発したカリキュラムは,中学校や高等学校で広く実施可能な予防教育のモデルとして活用できる点に意義があると考えられる。
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