研究課題
若手研究
学生相談では学生の様々な悩みに対し,これまで様々なアプローチがなされてきたが,科学的な研究知見に基づいた援助プログラムは極めて少ない。そこで本研究は,単なる効果研究の枠を超え,学生相談における,1回の介入で効果的な不安軽減プログラムの実用化を目指す。本研究ではまず,シングルセッションプログラムの実用性について確認し(目的①), 実施者別(経験豊富なスタッフおよび新人スタッフ)の効果を比較し(目的②),1年間の経過観察によって,不安症の予防効果を検証する(目的③)。
大学学生相談における科学的エビデンスに基づいた援助プログラムの導入は少ない。本プロジェクトでは、学生相談における、シングルセッションプログラムの実用性を確認し、社交不安の軽減および予防効果を検証することを目的としている。本年度は実際の大学における学生相談現場での実用化を目指し、パイロット研究として集団および個人の対し、当該ワークショップを実施した。
2: おおむね順調に進展している
昨年度までは新型コロナウィルス感染症拡大が続いた影響により、当初の計画の遂行が困難な時期があったが、今年度は対面およびオンラインにてプログラム実施対応を行ったことにより、研究全体の進捗はおおむね順調である。
2023年度は当該ワークショップを複数回実施し、学生相談所での有用性と有効性に関するデータを積み重ね、公表していく予定である。
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すべて 国際共同研究 (3件) 雑誌論文 (6件) (うち国際共著 5件、 査読あり 6件、 オープンアクセス 5件) 学会発表 (1件) 図書 (1件) 備考 (1件)
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