研究課題
若手研究
人が「安心・癒やし」のために用いる対象・方法を探るために,Webによる大規模調査,機械学習,そして認知実験・生理指標による検討を行う。研究1,2では回復につながる「安心・癒やし」を得るために,私達はどのようなものを用いるのかを探索的に調査し,研究3ではそれらはどのように用いられるのか,どの程度の効果をもつのかを認知実験及び生理指標の計測によって明らかにする。
本年度は昨年度に引き続き,レジリエンスを意識させるワークを講義内で実施した。平野(2019)の課題を用い,教職課程の学生に対して自分たちのレジリエンスを意識化させ,ストレスマネジメントをうまく行えるように検討した。これらの活動を通し,大学生のライフイベント(本研究の場合は教育実習が最も大きなイベントと想定)前後を通してレジリエンスを高めるような要因を探索し,また,それらに「安心感」や「癒やし」がどのように寄与するのか今後探索していく。本研究は予定していた調査の準備が滞り,想定通りの進捗が得られていない。来年度は調査を進め,成果を発表できるようにしていく予定である。調査は複数回行い,オンライン調査になる予定である。
4: 遅れている
調査の準備等がうまく進まず,遅れている。また,当初の研究から若干計画を変更し,グループワークを通した検討を行った。グループワークは大学生の2年次,4年次の2回行う予定である。本年度に4年次の2回目を行う予定のため,研究の完成には至っていない。調査の準備は整ったため,本年度データの取得,分析及び成果発表につなげていきたい。
本年度は大規模調査を実施するとともに,引き続きレジリエンスを意識させるワークを行う。申請者の講義内で実施する。本年は,一昨年度ワークを実施した調査協力者に対し再度ワークを行い,時間・ライフイベントがレジリエンスとどのように関係し,成長させたか(または衰退させたか)を検討する。
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すべて 雑誌論文 (4件) (うち国際共著 4件、 査読あり 4件、 オープンアクセス 3件) 学会発表 (1件) (うち招待講演 1件) 図書 (1件)
Nature Human Behaviour
巻: 5 号: 8 ページ: 1089-1110
10.1038/s41562-021-01173-x
Scientific Data.
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The Royal Society, Royal Society Open Science.
巻: 8 号: 2 ページ: 1-33
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Human Behaviour.(accepted in principle)
巻: -