研究課題/領域番号 |
20K14245
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分10030:臨床心理学関連
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研究機関 | 愛知東邦大学 |
研究代表者 |
吉村 道孝 愛知東邦大学, 人間健康学部, 准教授 (60772407)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 睡眠 / 概日リズム / 光療法 / Virtual reality / Virtual Reality / ウエアラブル |
研究開始時の研究の概要 |
本研究ではvirtual reality機器に用いられている近接光照射機器を用いた光照射が、睡眠―覚醒の位相前進に与える影響を明らかにすることを目的とする。本研究では、光による位相前進効果が最も高いとされる起床時(位相前進期)に光を曝露することによって概日リズムの位相前進の影響を検証する。近接光照射機器によって効果的に網膜に光を照射することで、従来の光療法以上の位相前進効果を目指す。
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研究実績の概要 |
これまでの主に概日リズム障害に用いられる光治療の実践では、高照度光治療室や据え置き型の光照射器が用いられてきた。近年は、ブルーライトを用いた小型のポータブル光治療器や、ヘッドセット型(眼鏡型)の光治療器なども開発されている。一方で、それらの効果は個人差が大きいとされ実効性を人で検証した研究は少なく、概日リズムの位相変化に必要な光量が網膜まで到達しているかについて十分に検討されていない現状がある。また最近では光の強さだけでなく、波長帯域や網膜への照射角などに関する研究結果も報告されている。本研究では、Virtual Reality(VR)機器で用いられるヘッドマウント型の光照射器を開発し、その効果を検証することを目的としている。 これまでの研究期間では、感染症拡大による研究計画を変更する必要性に迫られた。当初の研究計画は、人を対象として宿泊を伴う実験を行う予定であったが、睡眠や生活リズムにおける個人の特性を明らかにする調査研究及び、在宅で実施可能な実験計画へと変更した。これまでに複数の調査を実施し、コロナ禍における睡眠や生体リズムの変化や、光感受性が生体リズムに及ぼす影響について明らかにでき、今年度はそれらの成果を複数の学会で発表をおこなった。実験では、在宅で実施可能な光療法の方法へと研究計画を変更した。当初の予定では、ヘッドマウント型のVR機器から光照射をおこなうということを想定していたが、研究計画を変更したことで、結果的に簡便で手軽に光療法をおこなえるプログラムを開発することができた。今後は、新たな光照射方法で人を対象とした在宅での実験を予定している。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
感染症による行動制限により、研究計画の変更をおこなっている。主な変更点として、実験室で宿泊を伴う従来の研究計画から、睡眠や生活リズムにおける個人の特性を明らかにする調査研究及び、在宅で実施可能な実験計画へと変更した。調査は実施し、本研究の目的に資する結果を得て学会発表等をおこなっている。実験については感染による制限が収束し、準備がととのいつつあり、今後実験を開始する予定である。本来であれば人を対象とした実験が開始している段階であるため、「やや遅れている」と判断した。来年度以降は、変更した実験を実施するための研究をすすめていく。
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今後の研究の推進方策 |
感染症の制限が解除されたことにより、人を対象とした実験を開始することができる。実験のための準備はできている。今年度は、変更された研究計画に沿って、少人数でのfeasibilityを確認する。さらに安全性と一定の効果を確認した上で、当初予定されていた規模での実験をおこなう予定である。
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