研究課題/領域番号 |
20K14246
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分10030:臨床心理学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター |
研究代表者 |
末吉 一貴 国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター, 精神保健研究所 児童・予防精神医学研究部, リサーチフェロー (10835581)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2022年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2021年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
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キーワード | 統合失調症 / 気分障害 / 認知機能障害 / 神経認知機能 / 認知的効率 / 自律神経 |
研究開始時の研究の概要 |
精神疾患患者の社会的回復を妨げる要因として認知機能障害が挙げられる。認知機能の多くは、神経心理検査の中で発揮される能力の限界によって評価される、瞬間的なものである。一方で実際の生活や就労においては一定のパフォーマンスを持続的に発揮しなければならない場面も多いことから、認知機能の効率も重要になると考えられる。同一のパフォーマンスであっても効率よく達成できるほど、必要となる覚醒や負担の強度は小さくなると予想される。そこで、本研究においては認知機能の効率を定量的に測定し、自律神経系の活動および社会機能へいかに影響しているのかを明らかにする。
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研究実績の概要 |
精神疾患患者の社会的回復を妨げる要因として認知機能障害が挙げられる。実際の認知処理には複数の認知機能が関与することから、ある機能が障害されても他の機能によってパフォーマンスが一定に保たれるよう代償されうる。さらに、パフォーマンスが一定でも高次の機能が関与する程度によってそのパフォーマンスを維持する努力、すなわち効率が変化しうるだろう。認知機能の多くは検査場面において短時間に発揮される能力によって測定されるが、実生活においてはある一定水準の能力を持続的に発揮することを求められることも多い。精神疾患患者の多くに易疲労性がみられることからも、短時間に発揮される能力だけでなく、その能力がどれだけの努力によって発揮されたのか、つまり効率に着目することに意義があると考えた。そこで、本研究においては認知機能の効率を定量的に測定し、自律神経系の活動および社会機能との関連を検討する。研究対象者は統合失調症と双極性障害および大うつ病性障害の患者とした。特に統合失調症と双極性障害の認知機能障害プロフィールは類似することで知られ、認知機能障害は診断にかかわらず同質のものとして考えられている。そのため、本研究においては診断横断的な知見を得るために、認知機能障害が注目されている統合失調症圏および気分障害圏の患者を対象とすることとした。2022年度は測定項目の見直しをはかり、客観的な神経生理学的な指標として事象関連電位をの測定を追加することとし、測定のための体制整備をおこなった。また部所内のほかの研究と参加者の募集が競合しないよう調整をおこなった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
使用尺度の見直しと、リクルートならびに検査実施の体制整備が必要となったため。
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今後の研究の推進方策 |
研究実施体制が整いしだい早急に研究対象者リクルートを進めていく。
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