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ナノスケール解析による緑泥石と緑泥石混合層鉱物の結晶構造変化機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 20K14564
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分17030:地球人間圏科学関連
研究機関愛媛大学

研究代表者

井上 紗綾子  愛媛大学, 地球深部ダイナミクス研究センター, 助教 (70867522)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
キーワード緑泥石 / 高分解能透過電子顕微鏡法 / 緑泥石地質温度計 / 透過電子顕微鏡 / 三価鉄 / 脱水酸基化 / 混合層鉱物 / 緑泥石化 / ナノスケール解析 / 粘土鉱物
研究開始時の研究の概要

緑泥石は生成環境を推定するための指標として様々な地質学的な環境での応用が期待される。その結晶構造、化学組成の多様性は生成環境と密接に関わると考えられているが、その形成機構がどのような地球科学的なプロセスによって支配されるのかについてはあまり検討されてこなかった。本研究では、高分解能電子顕微鏡法によるナノスケール解析により緑泥石混合層構造を正確に評価し、緑泥石混合層構造の変化とFe/Mg比・形成温度の変化との関係を明確にすることで、緑泥石の結晶構造、化学組成と生成環境の関係を包括的に解明することを目指す。

研究成果の概要

本研究は、地殻表層環境に広く存在する緑泥石の結晶構造を透過電子顕微鏡法によるナノスケール解析によって、鉄―マグネシウム含有量比と三価鉄含有量には、結晶構造の安定性と関係した制約が存在することを示した。また、結晶構造の安定性が保たれる範囲内において化学組成が形成条件と関係していることが明らかになり、緑泥石の化学組成と形成条件の関係を明確にした。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では、緑泥石の結晶構造と化学組成の関係を明確にすることで、緑泥石のこれら結晶化学的な特徴は、緑泥石自体の安定性と形成条件の両方に支配されることを示した。これは、緑泥石の結晶化学的な特徴を用いた形成環境推定の精度向上に繋がる知見であり、資源探査への貢献が期待できる。

報告書

(3件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2021

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 層間くさび型空間を持つ人工風化雲母の形成機構2021

    • 著者名/発表者名
      井上紗綾子、田村堅志,緑川慶,小暮敏博
    • 学会等名
      第64回粘土科学討論会
    • 関連する報告書
      2021 実績報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2023-01-30  

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