研究課題/領域番号 |
20K14752
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分21030:計測工学関連
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研究機関 | 秋田県立大学 |
研究代表者 |
合谷 賢治 秋田県立大学, システム科学技術学部, 助教 (40757332)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2020年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | フッ化物ファイバ / 赤外吸収分光 / エバネッセント波 / 赤外光源 / フッ化物ファイバー / 光ファイバーセンサー / 中赤外光 / ファイバセンサ / ファイバレーザ / ASE光源 / フッ化物ファイバセンサ / ヘテロコア型センサ |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は、フッ化物ファイバを光伝送路とした中赤外3μm帯の光ファイバセンサの新規開発である。波長2μm以上の中赤外光は分子の指紋領域と呼ばれ、様々な分子に対して吸収線が存在する。そのため、中赤外域のファイバセンサは計測技術として、広範な分野で有用なデバイスになり得る。
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研究成果の概要 |
フッ化物ファイバを導波路とした光ファイバセンサの開発を行った。当初予定していたヘテロコア構造の試作については、十分な実験が出来なかったが、加工難易度が高い小切片の挿入融着自体は成功した。センサとして用いる場合は、さらなる実験が必要である。 一方で側面研磨構造については、構造の最適化を行い、液体と気体サンプルを用いた測定実験を行った。独自に開発した赤外ASE光源を用いて、光ファイバインラインの赤外吸収分光システムの実証に成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
フッ化物ファイバを用いた中赤外領域の計測システムとしては、世界初の実証報告であり、計測システムの最適化及び継続的な実験を行うことで、さらなる高度化が可能である。特に赤外分光計測において、高感度化と即時応答性を両立させることで実用的な計測システムへと昇華させたい。
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