研究課題/領域番号 |
20K14805
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分22010:土木材料、施工および建設マネジメント関連
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
山中 光一 日本大学, 理工学部, 助教 (80733287)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2022年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2021年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 路床・路盤材 / 性能照査型設計 / 性能指標 / 測定精度 / レジリエントモデュラス / 小型FWD / 路床・路盤 / 性能規定 / 地盤反力係数 / CBR / 仕様規定 / 変動係数 / 弾性係数 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は,道路舗装の路床・路盤材を対象に,その性能を精度よく評価できる指標について検討をすることを目的に,各性能試験結果から得られる性能値のばらつきについて評価を行う。また,性能照査型の利用頻度が低い背景には,現行の舗装が仕様規定型で設計されており,各関係性が整理されていないことが挙げられるため,従来の仕様規定型で用いられてきた指標と性能照査型で用いられている各指標の関係性を明らかにするものである。
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研究成果の概要 |
本研究では,路床土を対象に(1)室内試験より得られる性能指標の測定精度に関する検討,(2)現場計測試験より得られる性能指標の測定精度に関する検討,(3)各性能指標の関係性に関する一考察を行った。その結果,室内試験ではCBR試験よりMr試験の方が,現場試験では平板載荷試験より小型FWDを用いた試験の方が路床土を精度よく評価できることを示した。また,得られた結果より各指標の関係式を示した。さらに,小型FWDから得られるたわみとMr試験結果を用いた多層弾性理論から得られるたわみの関係は,設置圧分布を考慮した解析と載荷速度の影響を考慮した係数βをMEPDGモデルに乗じることで一致することを示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
道路舗装においても性能照査型に移行したにもかかわらずその普及は進んでいないのが現状であり,その要因である路床・路盤材の的確な評価方法の確立に加え,従来の仕様規定型と性能照査型で用いる評価指標の関連性を解明していく必要が求められている。 本研究は,性能照査型を進める上でも,各試験の精度および関係性を,本研究を行うことで明らかとなった問題点を踏まえて新たな知見を提示した研究であると考える。
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