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火山性堆積物を活用したコンクリートの化学的劣化に対する耐久性能照査手法の提案

研究課題

研究課題/領域番号 20K14807
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分22010:土木材料、施工および建設マネジメント関連
研究機関九州大学

研究代表者

福永 隆之  九州大学, 工学研究院, 助教 (20869408)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
キーワードシラス / 火砕流堆積物 / 温泉暴露 / ポゾラン反応 / 硫酸劣化 / 硫酸浸食 / コンクリート / 塩分 / 劣化予測
研究開始時の研究の概要

本研究では、南九州に広く分布する「シラス」を建設材料へ効果的に活用するための研究開発に取り組むことで、地域の活性化およびコンクリート構造物の長寿命化に貢献する技術開発を行う。具体的には、シラスの混和量がコンクリートの物性および各化学的劣化に対する耐久性に与える影響を明らかにした上で配合設計法の確立を目指すものである。本研究によって得られる成果によって、未利用資源であるシラスを活用でき、コンクリート構造物の長寿命化が期待できる。また、シラスを建設材料に用いた際の耐久性向上メカニズムが明らかになることにより、他の火山性堆積物応用可能となる技術基盤となる。

研究成果の概要

シラスの用いた建設材料の温泉環境への活用を目的として、シラスを混和したコンクリートの耐酸性について実験的を実施しその効果を確認した。
シラスを混和することによって、浸漬初期の効果は、あまり確認できなかったが、浸漬機関が長期になるにつれその効果が発揮した。本研究の範囲内では、酸性環境に対する耐久性が向上することを確認した。また、現行の浸漬試験では、シラスの混和の効果を確認することは難しく、他の条件または他の実験方法での評価が望ましいことが明らかとなった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

南九州に滞積するシラスは様々な種類が存在する。これらのシラスを有効に確認するには、シラスとセメントの反応性を明らかにし、活用方法を提案することが需要である。
本研究の成果は、温泉地域においてシラスを建設材料へ活用するための混和量などを明らかにしたことによって、シラスの活用方法を見出した点にあり、地域資源の新たな活用方法に組み込まれることが期待される。

報告書

(4件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2023 2022

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 異なる種類の混和材を混合したアルミナセメントモルタルの強度および耐酸性2023

    • 著者名/発表者名
      松丸貴一、福永隆之、濵田秀則
    • 学会等名
      土木学会西部支部研究発表会
    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
  • [学会発表] シラスを用いた供試体の 耐硫酸性 に 関する基礎的 研究2022

    • 著者名/発表者名
      江山龍冴、福永隆之、濵田秀則、佐川康貴、松本裕貴
    • 学会等名
      土木学会西部支部研究発表会
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2024-01-30  

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