研究課題/領域番号 |
20K14854
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分22050:土木計画学および交通工学関連
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研究機関 | 摂南大学 |
研究代表者 |
塚田 義典 摂南大学, 経営学部, 准教授 (50622643)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2022年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 屋内地図 / 点群データ / SLAM / 屋内位置測位 / 屋内地図生成 / レジストレーション / 構造化 / 地物認識 / 深層学習 / 土木情報学 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では,ディープラーニング(AI)を用いて,LiDARとカメラより取得したセンサデータから,国土地理院が公開する「階層別屋内地理空間情報データ仕様書(案)」に準拠した供用性の高い屋内電子地図データの生成技術を開発する.さらに,その地図データに基づき,タブレット端末で利用可能な点群データによる屋内位置測位システム(PCPS:Point Cloud based Positioning System)を考案し,その実現可否と有用性を明らかにする.
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研究成果の概要 |
本研究は,モバイル端末を用いた屋内地図生成のための点群データの簡易計測手法,バリア情報を保持した屋内地図の生成技術,点群データを用いた屋内位置測位技術の3つを考案した.そして,大学構内等での実証実験により,廉価な計測機器を用いた屋内地図の生成と点群データによる屋内位置測位が可能なことを明らかにした.今後は,より広範囲で人などの移動体が存在する環境下での実証実験や,実用化の観点から,リアルタイム処理の実装と位置合わせ処理の高速化について検討する予定である.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果は,国土交通省が推進する3D都市モデルの整備,活用及びオープンデータ化の施策の推進及び高度化に寄与する.特に,実証実験により,安価なモバイル端末でバリア情報を保持した屋内地図の生成が可能なことを示した点に意義がある.今後は,深層学習による点群データの地物抽出技術を活用し,屋内空間を地物ごとにラベリングすることで,ボクセル自体にスロープであることや勾配の情報を付与することを目指す.さらに,より広範囲で移動体が含まれる環境下においても,良好な精度で屋内空間を生成可能な技術に洗練する予定である.
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