研究課題/領域番号 |
20K14902
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分23030:建築計画および都市計画関連
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研究機関 | 福井大学 |
研究代表者 |
木曽 久美子 福井大学, 学術研究院工学系部門, 研究員 (00714007)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 認知地図 / 建築記号 / 環境認知 / 人間行動 / スケッチマップ / 多層ネットワーク / 地理情報システム / 都市のイメージ / デザイン / シミュレーション / 人間-環境系 |
研究開始時の研究の概要 |
1)デザイン行為の整理・モデル化:研究対象とするデザインを整理する。そして都市のイメージの各種特性を表す変数とデザイン行為との対応づけを明確にする。 2)都市のイメージ調査及び結果の分析:都市のイメージ調査及び分析を通してイメージの構成要素を抽出し、さらに抽出された構成要素群について、いずれの要素群の組み合わせがネットワークとして構造化できるのかを明らかにする。 3)都市のイメージの多層ネットワークとしてのモデル化:2に基づいて、都市のイメージの構成要素群を、多層ネットワークとしてモデル化を試みる。 4)デザインシミュレータの構築:多層構造を持つ意味のネットワークをシミュレータ空間上に実装する。
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研究実績の概要 |
(調査の実施とデータ整理)まず、多層ネットワーク構築を念頭においた都市のイメージ調査を実施した。具体的には、被験者に、同じ対象地域に対し、主に生活・観光・自然の異なる観点から地図を書いてもらった。 次に、記入してもらった地図上の要素を地理情報システムと連携可能な形で整理した。地域の地図を構成する各フィーチャのIDから描画要素を同定できる形で整理を実施した。整理された各要素をデータベース化し、初期的な分析として基礎統計量を算出し、生活・観光・自然のそれぞれ異なる観点におけるスケッチマップがそれぞれどのような要素から構成されているのかについて分析を行った。 (道路ネットワークと要素間の共起性との関係性の定量的評価)その上で、これまでの研究で構築された手法を用い、要素間の共起性を定量的に算出し、初期的なネットワーク構築を行った。 またこの時、地図上に描かれた要素間のつながりを道路ネットワークのつながりとして記述し、要素間の共起性と道路ネットワークにおけるリンクの繋がりに確率的に有意な関係性があるかについて検証を進めた。 これらの分析結果からさらに、ネットワーク構造の多層性について分析を行った。生活・観光・自然それぞれ異なる観点から描かれたスケッチマップに共通する要素を洗い出した。 (デザイン行為の整理・モデル化)申請者はこれまで、建築物を広く「人間も含めた建築・都市空間の構成要素間の相互作用に変化を与えること」としてきたが、この定義自体を整理し、研究対象とするデザインの位置づけを明らかにするべく整理を進めた。 (研究目的の達成前に研究を停止)
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