研究課題/領域番号 |
20K14918
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分23030:建築計画および都市計画関連
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
森田 椋也 徳島大学, 人と地域共創センター, 講師 (60801272)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2022年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 神社 / 非居住者 / 崇敬者 / 外部支援者 / 間繋 / 交流・協働 / 地域活動 |
研究開始時の研究の概要 |
我が国に高密に立地する宗教的な文化資源として神社の存在が挙げられる。今後人口減少・高齢化の進む地域では、地域外の「崇敬者」とも積極的に関係を築いていくことが、神社の護持、ひいては神社を擁する地域社会の持続再生にもつながり得ると考えられる。 そこで本研究では、参拝や在来の年中行事への参加にとどまらない非居住者の地域活動が確認された神社の事例分析を通じて、地域外にも開かれた資源として神社を活用しながら地域社会の持続再生を図っていくための地域マネジメントに資する知見を得る。
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研究成果の概要 |
コロナ禍に対応し、研究代表者が在住する徳島県内の特徴的な事例を主たる研究・参与観察の対象とした。海陽町の轟神社では、神社とその祭祀を支える「担い手」が人口減少の進む従来の氏子区域に依らず存在し、普遍的な教訓を伴う文化資本としての当該神社の対外的な価値づけや情報発信の経緯が捉えられた。これをふまえた徳島大学・合同会社みつぐるまによる共創事業「海部川流域文化継承プロジェクト」を2022年度より始動し、2024年度以降も継続して取り組むに至っている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今後人口減少・高齢化の進む地域社会においては、「地域づくりを担う可能性のストック」として地域外の人間(非居住者)との継続的な関係を築くことが重要な戦略の1つとなる。本研究で注目する神社の「崇敬者」は、神社の護持のみにとどまらず、神社を擁する地域社会の持続再生にも貢献し得る存在である。上述のような社会関係を構築する手だてに関する具体事例をもとにした研究蓄積として、本研究は意義を有する。
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