研究課題/領域番号 |
20K14931
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分23040:建築史および意匠関連
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研究機関 | 島根大学 |
研究代表者 |
井上 亮 島根大学, 学術研究院環境システム科学系, 助教 (90804617)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 戦後都市空間 / 景観 / 都市計画 / 地方都市 / 保全・活用 / 戦後都市計画 / 都市計画史 / 都市空間 |
研究開始時の研究の概要 |
戦後都市計画によって生み出された都市空間は保全策が講じられることもなく今後のまちづくりの指針も明確になっていないのが現状である。そこで戦後の都市計画整備手法全般について整理した上で、地方都市の戦後都市空間を対象とし、歴史軸と空間・意匠軸の視点から総合的に評価する。これにより、戦後の都市計画により形成された多様な空間の特性を理解することができ、これからの都市計画遺産の保全・活用手法を考え、新たなまちづくりを計画していく際の有効な資料として取りまとめていくを目指す。
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研究成果の概要 |
地方都市における戦後の建築・都市計画遺産について調査をした。中四国地方を中心に戦後の都市空間や取り組みについて調査を行ない、特に岡山市を中心に詳細な現地調査を実施し、報告を作成した。住座と呼ばれる岡山市内に5ヵ所ある団地や、闇市に関する調査、建築物・景観に関する表彰制度などについて詳しく調査を行ない、今後のまちづくりに活用可能な資料として取りまとめた。また、徳島市や松山市など四国の中心市街地の現況についても明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで明らかになっていなかった地方都市における戦後の都市空間について、歴史的背景および空間構成の両面から明らかにすることで、単純な空間分析に終わらず、その計画手法の意義を明確にすることができた。また、地方都市における遺産的価値が把握されていない戦後の建築物について、今後のまちづくりの現場に接続していく上で重要な資料として取りまとめることができた。
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