研究課題/領域番号 |
20K14945
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分23040:建築史および意匠関連
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研究機関 | 独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所 |
研究代表者 |
高橋 知奈津 独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所, 文化遺産部, 遺跡整備研究室長 (00516601)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2023年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2022年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 築山庭造伝 / 近世庭園 / 造園技術 / 造園書 / 江戸時代後期 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、江戸時代後期に出版された『築山庭造伝(前編・後編)』に記載された内容から、近世の造園技術や意匠的な特徴について分析をおこなう。さらに、本書が全国に流布した経緯・要因の書誌学的、あるいは技術史的な追求をおこなう。それによって、全国に多数存在する「『築山庭造伝』風の庭」と揶揄されてきた江戸時代後期の中小規模庭園の地域性や独自性、全国的な展開における位置づけを明らかにし、これらの文化財庭園としての正当な評価に資する基礎的な研究とする。
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研究実績の概要 |
本研究は、江戸時代後期に出版された『築山庭造伝(前編・後編)』に記載された内容から、近世の造園技術や意匠的な特徴について分析するとともに、書誌学的・技術史的意義を検討し、江戸時代後期の庭園の展開を明らかにすることを目的とする。 本年度は、事例研究として山陰地方の庭園の調査を実施し、『築山庭造伝(前編・後編)』と江戸時代後期の民家庭園の意匠の類似性について分析を進めた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
本来業務の増加により、予定していた当該史料の各地の所蔵本の実見調査と庭園の現地調査の一部について実施することができなかった。
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今後の研究の推進方策 |
当初計画時にあげた成果目標の一つ、『築山庭造伝』解説書の刊行のための作業を優先しつつ、当該史料の各地の所蔵本の実見や、本来業務で調査を進めている中国地方の庭園を中心にその調査を進める。
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