研究課題/領域番号 |
20K14984
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分25010:社会システム工学関連
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
長沢 敬祐 広島大学, 先進理工系科学研究科(工), 助教 (50758159)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | サプライチェーン / SDGs / CSR / 地方創生 |
研究開始時の研究の概要 |
企業の社会的責任(CSR)および持続可能な開発目標(SDGs)の達成を目指すためのサプライチェーンの設計モデルを開発する.CSRやSDGsに関する見えにくいリスクあるいは地方創生という観点からすると望ましくないサプライチェーン設計となっていないかを考慮するために,新規に施設を設立することだけではなく,現在企業が所有している施設や土地などを考慮した,サプライチェーンの再設計モデルの開発を行う.開発したモデルを用いて有効性・数値検証および感度の解析を行う.
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研究成果の概要 |
サプライチェーン設計は企業にとって生産物流の効率化が行える利益追求のための最重要な経営戦略手段である.その一方で利益を追い求めるあまりに,地球環境の悪化や劣悪な労働環境の放置や地域経済への不関与などが起こり,企業の社会的責任を問う声が強くなった.近年ではSDGs(Sustainable Development Goals)において,一見すると企業の利益追求から相反する目標が掲げられた.そのため,従来の研究で行われていたサプライチェーンの設計ではなく,保有する施設や資産などを踏まえて環境面と地域創生を考慮した最適な循環型サプライチェーンの再設計の必要性が生じており,本研究ではこれに取り組んだ.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義としては,サプライチェーンの設計の検討に直面している企業において,CSRやSDGsを考慮しながら施設などの資産の売却も考慮したサプライチェーンの修正・再設計を検討可能となると期待される研究である点が挙げられる.また,設計において,需要などの不確実な変動への対策を検討することにより頑健で持続可能なサプライチェーンの再設計が検討可能となると期待されている点が挙げられる. 本研究の社会的意義としては,企業の利益追求のためだけに留まらず,企業と地方において環境に優しく持続可能で混乱などに強いサプライチェーンの再設計への適用も期待できる点が挙げられる.
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