研究課題/領域番号 |
20K15090
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分27030:触媒プロセスおよび資源化学プロセス関連
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
津野地 直 広島大学, 先進理工系科学研究科(工), 助教 (40758166)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | ゼオライト / 層状ケイ酸塩 / ゼオライトナノシート / 固体酸触媒 / 有機構造規定剤 / ゼオライト水熱転換 / リン修飾 / 水熱合成 / 結晶化メカニズム / 触媒 / 吸着材 / エレクトロスプレーイオン化質量分析 / メタノール転換反応 / 光触媒 |
研究開始時の研究の概要 |
ゼオライトは、そのナノレベルの結晶性規則構造に基づいた機能により、工業触媒としての地位を確立している。しかし、その合成は場当たり的なトライアンドエラーおよび経験則に基づいており、その構造を原子レベルで設計すること、さらにはその設計に基づいて触媒機能を制御することはいまだ困難である。本研究では、申請者が独自に開発した水熱合成法と二次元構造を持つ新規材料を活用することで、現状達成困難なゼオライトの巨視的・局所的な構造設計を行い、固体構造解析、理論計算、拡散・速度解析を組み合わせた多角的視点から、本設計によってゼオライトの触媒特性をどこまで制御可能になったかを明らかにする。
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研究成果の概要 |
ゼオライトは、そのナノレベルの結晶性規則構造に基づいた機能により、工業触媒としての地位を確立している。しかし、その合成は場当たり的なトライアンドエラーおよび経験則に基づいており、その構造を原子レベルで設計すること、さらにはその設計に基づいて触媒機能を制御することはいまだ困難である。本研究では、申請者が独自に開発した水熱合成法と二次元構造を持つ新規材料を活用することで、ゼオライトの構造設計を試み、多角的な構造解析結果と組み合わせることで、新規なゼオライトの触媒特性を開拓する。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ゼオライトは、長年工業材料として用いられてきた重要な材料である。しかしながらその合成過程は極めて複雑であり、いまだに所望される機能を狙って得ることは困難である。そのため、本研究において得られた、ゼオライトの新規合成手法、多角的な構造解析によって得られた構造情報、ならびに得られたゼオライトの触媒特性が紐づけられた研究成果は、将来的に構築される化学プロセスや材料合成に貢献し得る重要な基礎知見となる。
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