研究課題/領域番号 |
20K15218
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分31020:地球資源工学およびエネルギー学関連
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研究機関 | 名古屋工業大学 |
研究代表者 |
岩本 悠宏 名古屋工業大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (30707162)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 磁性ナノ粒子 / 磁性ナノ流体 / 磁性流体 / 水電解 / 数値解析 / 多孔質電極 / 水素製造 / 磁気排除効果 / 多孔質 |
研究開始時の研究の概要 |
環境保全と持続可能エネルギー社会の形成のためには、水力発電などの再生可能エネルギーを電源とした水電解による水素製造とその有効利用が不可欠である。本研究では、電磁流体力学と電気化学、材料科学、高分子化学の専門家が集い、これまでに類がない学際的な研究を展開することで、磁性ナノ流体を用いた新しい水電解技術を提案するとともに、従来技術では不可能であった多孔質電極を水電解に適応し、電極比表面積の飛躍的な拡大による水電解の超高効率化を目指す。
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研究成果の概要 |
環境保全と持続可能エネルギー社会の形成のためには,水力発電などの再生可能エネルギーを電源とした水素製造とその有効利用が不可欠である。そのために,本研究課題では,磁性ナノ流体を用いた新しい水電解技術を提案するとともに,従来技術では不可能であった多孔質電極を水電解に適応し,電極比表面積の飛躍的な拡大による水電解の高効率化を目指して,研究を実施した。 本研究課題の成果として,磁性ナノ粒子の分散性に対する電解質の影響を明らかにした。また,CV法により磁性ナノ流体特有の酸化還元反応を確認した。さらに,CA法により電極表面の磁場強度が大きくなるにつれて,電解量が向上することが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
環境保全や持続可能なエネルギー社会の構築のためには,安定的な水素製造・供給が不可欠である。真にCO2フリーの水素製造・利用を実現するためには,再生可能エネルギーを電源とした水電解による水素製造の高効率化と普及が必要である。本研究成果では,磁性ナノ流体を水電解へ応用することにより,多孔質電極の水電解へ適応の可能性を見出し,水素技術に関連した新しい技術を創生した。さらに,本研究は,電磁流体力学と電気化学,材料科学,高分子化学の学際的研究であり,新しい学問領域を開拓した。
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