研究課題/領域番号 |
20K15342
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分35020:高分子材料関連
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
伊藤 真陽 京都大学, 高等研究院, 特定助教 (50854098)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | ナノテクノロジー / フォトリソグラフィ / 構造色 / マイクロ流体デバイス / 高分子物性 / ナノ多孔体 / マイクロ流体チップ / 高分子薄膜 / ナノリソグラフィー / 膨潤 |
研究開始時の研究の概要 |
構造色印刷はインクを使わない印刷技術でリサイクル効率を高めることから近年着目されている。我々は最近高分子フィルムに亀裂状のナノ空間を導入する構造色印刷の新手法を開発した。本課題では、新手法におけるナノ空間形成のダイナミクスを分析することで構造色の精密制御の支配因子を明らかにするとともに、新手法が適用可能な高分子材料の選択を増やし、効率よく構造色が印刷できるシステムの構築を目指す。また、その知見をもとにナノ空間のパターンの種類を拡張してより多彩なモルフォロジーをもつ材料を実現する。
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研究成果の概要 |
Organized microfibrillationは光によって多孔構造を高分子中に印刷する新手法である。その多孔構造形成の過程をin-situ解析した。その結果、形成速度の光エネルギー依存性や構造記憶効果が明らかになった。その原理を使って、マイクロ流体デバイスの作製と、デバイスのスケールの精密なコントロールに成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
以前より展開しているOrganized microfibrillationの構造色印刷への適用に加えて、この手法をマイクロ流体デバイスの作製に利用できることを示した。今回達成した流体デバイスの薄型化は、将来構想されているウエアラブルな健康診断デバイスの開発への寄与が大きく期待される。
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