研究課題/領域番号 |
20K15409
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分37020:生物分子化学関連
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
町田 光史 早稲田大学, 理工学術院, 次席研究員(研究院講師) (30778163)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2020年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 海綿 / 天然化合物 / 微生物 / 天然物化学 / 微生物資源 / 生物活性物質 / 海洋無脊椎動物 / ヒストン修飾 |
研究開始時の研究の概要 |
海綿内共在微生物は、医農薬の候補となるリード化合物の探索源として注目されてきた。しかし近年、培養される環境微生物は全体の1%程度であり、残りの99%以上は培養できておらず、環境微生物のほとんどが未利用な探索資源であることが明らかとなってきた。本研究では、海綿内に共在する難培養性微生物を特殊な培養デバイスを用いて培養し、そこから新規天然化合物を精製し、その化合物の構造や生物活性を明らかにすることを目的とする。これまで未利用であった大部分の海綿内共在微生物から生物活性物質を探すことは、新たな化学骨格を有する天然化合物の発見につながり、将来的には画期的な医農薬の開発につながる可能性がある。
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研究成果の概要 |
海綿内共在微生物は、医農薬の候補となるリード化合物の探索源として注目されてきた。しかし近年、培養される環境微生物は全体の1%程度であり、残りの99%以上は培養できておらず、環境微生物のほとんどが未利用な探索資源であることが明らかとなってきた。本研究では、海綿内に共在する難培養性微生物を特殊な培養デバイスを用いて培養し、そこから新規天然化合物を精製し、その化合物の構造や生物活性を明らかにすることを目的とする。活性化合物を同定した場合は、その化学特性の測定、類縁体の探索を行う。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
天然化合物の探索研究において、既知化合物にいきついてしまうことを回避するには、従来にない新しい生物活性を指標とするか、未開拓な生物資源から探索する戦略が有効と考えられる。本研究成果は、海綿からこれまで培養されてこなかった微生物を分離培養したことで、生物活性物質の新たな探索源開拓につながると期待される。
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