研究課題/領域番号 |
20K15441
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分38020:応用微生物学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
研究代表者 |
森永 花菜 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 生命工学領域, 学振特別研究員 (60869692)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2020年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | ファージ / 腸内細菌 / メンブレンベシクル |
研究開始時の研究の概要 |
腸内ファージは腸内細菌叢と多様な相互作用をしていることが、環境ゲノム解析から明らかになりつつある。しかしながら、腸内環境において、実際にファージが宿主細菌とどのような相互作用をしているのかについては、多くが謎に包まれている。近年の研究により、腸内細菌の1種が生産するメンブレンベシクル (MV) に、ファージが内包されて伝播する可能性を見出した。そこで本研究では、腸内環境においてMVに内包されるファージが実際に存在するのか、どのような宿主細菌と相互作用するのかを解明する。さらに、MVが腸内ファージの感染能に与える影響を解き明かすことで、ファージと宿主細菌との新規相互作用様式の全容の解明を目指す。
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研究成果の概要 |
腸内ファージは腸内細菌叢と多様な相互作用をしていることが、環境ゲノム解析から明らかになりつつある。しかしながら、腸内環境において、実際にファージが宿主細菌とどのような相互作用をしているのかについては、多くが謎に包まれている。近年の研究により、腸内細菌が生産するメンブレンベシクル (MV) に、ファージの一種が内包されて伝播する可能性を見出した。そこで本研究では、腸内環境においてMVに内包されるファージが実際に存在するのか、どのような宿主細菌と相互作用するのかを解明する。さらに、MVが腸内ファージの感染能に与える影響を解き明かすことで、ファージと宿主細菌との新規相互作用様式の全容の解明を目指す。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、ファージと腸内細菌の相互作用を、宿主細菌が生産するMVという新たなファクターの関与を交えて独自の立ち位置で進める。本研究を証明することができれば、新しい腸内ファージの宿主細菌との相互作用様式を提唱することとなる。 また、近年、脂質人工膜であるリポソームを、ドラッグデリバリーシステムに利用する応用研究が活発に行われている。本研究において、リポソームの類似物質であるMVを、ファージの輸送ツールとして腸内環境制御へ応用し、ファージを、標的となる細菌に特異的に伝達することが可能となれば、疾患の治療や予防、さらには腸内フローラのバイオコントロールに資する研究基盤の構築に繋がることが期待される。
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