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伝承薬セージ中の新規AhRリガンドを用いたT細胞サブセットへの分化誘導機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 20K15497
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分38060:応用分子細胞生物学関連
研究機関京都大学

研究代表者

西野 勝俊  京都大学, 生命科学研究科, 助教 (60803492)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
キーワードAhR / 免疫 / T細胞 / テルペノイド / セージ / 芳香族炭化水素受容体 / AhRリガンド / ジテルペン / ヘルパーT細胞
研究開始時の研究の概要

ダイオキシン受容体として知られる芳香族炭化水素受容体 (AhR) は、近年、その活性化が免疫細胞であるT細胞の分化誘導に関与していることが明らかとなった。T細胞には複数のサブセットが存在し、AhRリガンドの種類によって分化するサブセットが異なる。しかし、その分化誘導メカニズムは不明である。そこで本研究では、AhRリガンドごとに分化が誘導されるT細胞サブセットの種類とその誘導機構の解明を目的とする。

研究成果の概要

ダイオキシン受容体として知られる芳香族炭化水素受容体 (AhR) は、その活性化が、免疫細胞であるヘルパーT細胞のサブセットである、免疫促進のTh17細胞とTh22 細胞、および制御性T細胞 (Treg) の3つの細胞への分化促進に関わっていることが明らかとなっている。申請者は、ハーブの1種であるセージから、これまでAhRリガンドとしての報告がない、アビエタン型ジテルペンを7種同定した。さらにそれらが、Th17細胞およびTreg細胞分化を促進、もしくは抑制した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

ダイオキシンの受容体とも考えられている炭化水素受容体 (AhR)は、近年、様々な生理機能に関わっていることが報告されている。この受容体は免疫機能を持つT細胞分化にも関わっているが、化合物ごとに作用が異なる。そこで、本研究は、新たなAhRリガンドを伝承薬セージから単離し、それらのT細胞分化への効果を調べることで、リガンドごとにT細胞分化制御が異なる機構の解明に繋がることが期待できる。

報告書

(3件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2021

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Abietane diterpenoids from Salvia officinalis leaves as aryl hydrocarbon receptor ligands2021

    • 著者名/発表者名
      Nishino Katsutoshi、Someya Kenta、Ksouri Riadh、Ishikawa Toshio、Isoda Hiroko、Irie Kazuhiro、Nagao Masaya
    • 雑誌名

      Phytochemistry Letters

      巻: 41 ページ: 78

    • DOI

      10.1016/j.phytol.2020.11.006

    • URL

      https://pure.teikyo.jp/en/publications/dcbf5d0c-8187-4e2b-9fbd-4e2384b61f67

    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] セージからのジテルペン型AhRリガンドの単離、同定2021

    • 著者名/発表者名
      西野 勝俊、染谷 健太、Riadh Ksouri、石川 敏夫、礒田 博子、入江 一浩、永尾 雅哉
    • 学会等名
      日本農芸化学会2021年度仙台大会
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2020-04-28   更新日: 2023-01-30  

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