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「農村性」はどのようにデザインされるのか?若手農業者による6次産業化の事例から

研究課題

研究課題/領域番号 20K15616
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分41020:農業社会構造関連
研究機関信州大学

研究代表者

小林 みずき  信州大学, 学術研究院農学系, 助教 (50802823)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
キーワード若手農業者 / 農村性 / 世代間差 / 食文化 / 農村生活 / ワークライフバランス / 女性農業者 / 農的な暮らし / ライフデザイン / 新規参入者 / 6次産業化 / 農業観 / 農村観 / 生活観 / 6次産業化 / 農村女性 / 都市・農村 / デザイン化
研究開始時の研究の概要

6次産業化を進める実務の現場では、高付加価値化に向けた情報の活用が課題とされてきた。しかしながら、依然として実証的研究は停滞したままである。その一方で、昨今の若手農業者には情報をうまく活用し、デザイン性の高い商品を創出する者も見られるようになった。
本研究では、6次産業化の先端を担う若手農業者の活動や思考に注目することで、彼らが「農業」や「農村」の価値をどのように捉え、その「農村らしさ」(農村性)をデザインし、商品化しているのか?を明らかにしたい。そのために、事例対象者へ聞き取り調査を実施する。

研究実績の概要

現地調査では北海道と高知県を訪問した。北海道では補足調査として、若手農業者に関してする調査を農政事務所にて実施した。
高知県調査では、若手農業者の農村性のあり方の特徴を捉えるため、世代間差に注目した。安芸芸西地域において50歳代から70歳代の農村女性の活動に参加するとともにインタビュー調査を実施した。農村女性の活動(集会)において提供される料理には、地域の食材を活用するとともに、地域の食文化が反映されていた。どのようにメニューや調理方法が選定されているのかという点から、農村性、地域性が創造されるプロセスについて検討し、同県内の若手農業者による活動との違いが明らかとなった。
研究成果のまとめ、発表に向け、関連する文献調査を進めた。
調査成果の分析については、東京での若手農業者の研究会では長野県の若手農業者の事例を中心に研究成果の報告を行うとともに、東京都内の若手農業者に関する報告者と意見交換を行った。また、成果のとりまとめ方法について、北海道での研究会にて報告と情報共有を実施した。
研究成果の公表・発信として、日本村落研究学会ではこれまでの主要な調査地である長野県、北海道、高知県、岡山県の農業特性と農業者の特徴について整理し、口頭報告を行った。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

8月に新型コロナウイルスに感染し、9月から予定していた最終段階の補足調査を実施することができなかった。休んだ期間の影響を引きずってしまったことに加え、当初予定していた年度内の学会報告や論文の投稿を断念せざるをえなかったため。

今後の研究の推進方策

最終年度として、補足調査を夏じゅうに実施し、年度内の学会報告と論文の投稿・公表を進め、本調査について完了させる。

報告書

(4件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 研究成果

    (12件)

すべて 2024 2023 2022 2021 2020 その他

すべて 雑誌論文 (5件) (うちオープンアクセス 1件) 学会発表 (3件) 図書 (3件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] 農村地域に居住する「農外者」と農のかかわり2024

    • 著者名/発表者名
      小林みずき
    • 雑誌名

      農業協同組合経営実務

      巻: 79巻2号 ページ: 4-15

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 農村において「農村らしい暮らし」を送るということ2024

    • 著者名/発表者名
      小林みずき
    • 雑誌名

      地域と農業

      巻: 131号 ページ: 6-13

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 書評 松原豊彦編 6次産業化研究入門-食と農にかける橋2022

    • 著者名/発表者名
      小林みずき
    • 雑誌名

      農業・農協問題研究

      巻: 79 ページ: 35-37

    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 農村における多様な就農形態の実現に向けて―若手就農女性と家族、仲間、地域とのかかわりから―2021

    • 著者名/発表者名
      小林みずき
    • 雑誌名

      研究REPORT

      巻: 28 ページ: 1-14

    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] 多様化する農業者とネットワークによる人材育成2020

    • 著者名/発表者名
      小林みずき
    • 雑誌名

      農業と経済

      巻: 86(10) ページ: 15-22

    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [学会発表] 農業との関わりから見た農業委員の特徴2024

    • 著者名/発表者名
      小林みずき
    • 学会等名
      日本村落研究学会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [学会発表] 零細農家が抱える継承問題とその要因―長野県安曇野市を事例に―2021

    • 著者名/発表者名
      奥原結斗・小林みずき
    • 学会等名
      日本農業経済学会
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [学会発表] 6次産業化を通じた農村の再構築―長野県「農業女子」の事例から―2020

    • 著者名/発表者名
      小林みずき
    • 学会等名
      日本村落研究学会
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [図書] 新しい農村政策2023

    • 著者名/発表者名
      小田切 徳美、筒井 一伸、山浦 陽一、小林 みずき
    • 総ページ数
      79
    • 出版者
      筑波書房
    • ISBN
      9784811906584
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [図書] 農村における農的な暮らし再出発2022

    • 著者名/発表者名
      小林 みずき、図司 直也
    • 総ページ数
      64
    • 出版者
      筑波書房
    • ISBN
      9784811906348
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [図書] 日本農村社会の行方2021

    • 著者名/発表者名
      日本村落研究学会
    • 総ページ数
      276
    • 出版者
      農山漁村文化協会
    • ISBN
      9784540211171
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [備考] 研究REPORT『農村における多様な就農形態の実現に向けて』

    • URL

      https://www.japan.coop/wp/wp-content/uploads/2021/06/no28.pdf

    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2020-04-28   更新日: 2024-12-25  

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