研究成果の概要 |
肺多形癌手術検体を顕微鏡的に正常肺組織, 上皮成分, 肉腫様成分に区分けし, 網羅的なDNAメチル化解析を行い, 肺多形癌の発癌・形態分化にDNAメチル化による遺伝子発現の変化が関与していることが示唆された. また, 肺多形癌の発癌に関与するDNAメチル化部位が有意に影響する細胞内シグナル伝達経路を同定. また, 発癌に関与するDNAメチル化が起きている遺伝子領域のうち, 肉腫様成分の分化に関与し, リンパ節転移・リンパ管侵襲と相関関係にある5遺伝子, 再発・生存と相関関係にある3遺伝子を同定した.
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