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間葉系幹細胞の性質に関わるヒト腸内細菌の解析

研究課題

研究課題/領域番号 20K15774
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分43050:ゲノム生物学関連
研究機関国立研究開発法人理化学研究所

研究代表者

緒方 勇亮  国立研究開発法人理化学研究所, 生命医科学研究センター, 研究員 (20823595)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
キーワード腸内細菌 / 間葉系幹細胞 / FACS / 次世代シークエンサー
研究開始時の研究の概要

間葉系幹細胞は自己複製能と骨・脂肪・軟骨への分化能を持った組織幹細胞であり、様々な組織中に存在し、その組織の恒常性を担っているとされている。近年間葉系幹細胞の性質とマウス腸内細菌に関連性があることが報告されている。本研究では間葉系幹細胞の性質に影響を与えるヒト腸内細菌の同定とそのゲノム的特徴の解明を試み、ヒト腸内細菌が間葉系幹細胞へ与える影響のメカニズムを解明する。

研究成果の概要

臨床応用が既になされている間葉系幹細胞(MSC)は、個人によってその性質が異なることが報告され、一部は腸内細菌によるものであることが示唆されている。本研究ではMSCと腸内細菌との関連性を解析することで、MSCの性質に影響を与えるマウス・ヒト腸内細菌群の同定を試みた。Specific Pathogen Free (SPF) マウスを用いた解析において、特定の2菌種とMSCの存在比率との間に相関関係があることを確認した。またヒト糞便定着 (HMA) マウスを用いた解析において、骨重量とコロニー形成能に影響を与える腸内細菌群があることを確認した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究によってMSCの性質に影響を与えるマウス・ヒト腸内細菌が存在することが示唆された。今後はこれら腸内細菌の絞り込み・同定を行うことで、MSCをターゲットとした治療を、腸内細菌によって制御するという新しい試みが可能になってくる。具体的には骨重量を低下させる菌群に対し、抗生物質等で腸内細菌をコントロールすることにより、骨重量を回復させる、またはMSCの存在比率を上昇させる菌群を投与することで、治療に用いるMSCの数を増やすといった応用が考えられる。

報告書

(4件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2022

すべて 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] Association between gut microbiome and mesenchymal stem/stromal cell2022

    • 著者名/発表者名
      Yusuke Ogata, Wataru Suda
    • 学会等名
      Cold Spring Harbor Laboratory Meeting: Microbiome 2022
    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
    • 国際学会

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2024-01-30  

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